2016-02-27

鮨一新 (イッシン) @台東区浅草 観音裏 その13

山田和樹さんの マーラー・ツィクルス第5回のあと、観音裏鮨一新へ。昨年末の予約は、奥さんダウンで、息子夫婦に代行してもらったので、年も改まって、リベンジということになります。

6時半少し前に入店。先客、カップル、一組、あとから、3組カップルばかり(外人さんも1組、でも上級者らしく、冷酒をうまそうに呑んでらっしゃいました)入店で、満席となる。さすが、土曜日バージョンだ。

生ビール×2、冷酒×2、温燗(鮨裕で勉強したので試す)×1

いつもの感じでと、お願い。 
コンサート帰りの、ボウタイ姿なんで、親方から、おしゃれですねと、おだてが入る

つきだし
しゃぶり?なまこ 暖めてあるので、やわらかく、食感よし
ずわい みそあえ

うすづくり
ひらめ

いか やきもの うまいなぁ

さしみ
あおやぎ(これが、いいのよ)、ほんみる、あかがい  いつもながら、おいしい貝たち

たちうお 塩焼き

しおから、 いきますかというので、お願いする
あまえび と 牡蠣 2種(くせのあるのとないのにしましょうと、ご配慮が)


にぎり
こはだ いつもながらおいしい、しっかり味
しめさば
いか
まだい こぶじめ
かじき づけ
まぐろ づけ
おおとろ
はまぐり うめぇ
えび ボイル
あなご つめ

まきもの
かんぴょう さびなし

ついか
こはだにがり
(奥にいる、カップルの男客が、お弟子さんの尾潟さんに、ひどく失礼な物言いをしているのを小耳にはさみ、むっとする。で、尾潟さんににわざわざ、直接、お願い。結局、親方がまいてくれた。大人のお店だなぁ

しめて、38500円ほど。いつもながら、ごちそうさま。やっぱり、茅ヶ崎、鮨裕よりおいしいね、と奥さんと話が合う。ま、鮨裕は、別のカテゴリーのお鮨屋さんということになるわけですな。





山田和樹 マーラー・ツィクルス第5回 武満 徹 ア・ストリング・アラウンド・オータム ヴィオラ 赤坂智子 マーラー 交響曲 交響曲 第5番 嬰ハ短調 日本フィルハーモニー交響楽団 @オーチャードホール

山田和樹さんの マーラー・ツィクルス第5回にいく。

例のごとく、プレトーク。 武満のア・ストリング・アラウンド・オータムは、今井信子初演で、そのご、日本人の演奏は意外にない、赤坂さん(今井信子さんのお弟子)が、もしかしたら、2人目(あとで、スタッフから川本さんもやったとメモ)という話が。
マーラー の交響曲 第5番については、アルマとの結婚の時期に作曲されたものであること。
また、当然、ベートーヴェンの第5番との関連で、タタタターンの運命の動機がつかわれていて、この、運命の動機は、メンデルスゾーンの結婚行進曲でもあって、マーラーのダブルミーニングがあらわれている、という話があった。そして、この第5番の指揮については、いままでの4番のときとは、全然別の気持ちになっているとも。へぇ、どう違っているのかしら。

前半は武満 徹のア・ストリング・アラウンド・オータム、後期様式でひたすら、美しい曲である。多少、ゆるふん(下品ですまん)かなぁ。奥さん、きれいな曲ねぇといっておりました。

後半、マーラーの交響曲 第5番、なんだか、のっけから、4番までの感じと、確かに違う。テンポをじっくりおとしこんでいて、なんというか、ものすごく、エスプレッシーボ。 

そして、旋律を、えぐるように、ドライブしてくる。
あの、4楽章のアダージョも、美しいばかりでなく、暗いおののきが浮きでるように、たっぷりと、うたわれる。
いままでの、和樹さんは、優美、繊細な美感が、もっと素直に流れ出てくるようなものだったけれど、そういう世界には、もう、とどまっていられない、という感じである。

ただ、それが、うまくいっているかというと、難しいところだ。こういう、粘る演奏を、実感をこめて、聴くものに届けるためには、まだ、何かが、足りないという気がするのだ。それが、何かは、わからないけれど。

でも、今までの、やり方で、9番や、10番(ツィクルスには入っていないが、是非、トライして欲しいなぁ)まで行くのは、無理があるんだろうから、当然の方向ではあるのだろう。
まぁ、これからに、期待ということなんでしょう。

マーラー も人気曲の第5番ということで、立ち見もでたという聴衆は、おおいに、もりあがっておりました。




第5回 2016年2月27日(土)
武満 徹 : ア・ストリング・アラウンド・オータム*
マーラー : 交響曲 第5番 嬰ハ短調
*ヴィオラ : 赤坂智子

2016-02-26

まつだ桜まつり @神奈川県松田町 その2

今年は、花の開花時期が」なんだか乱れている。おかげで、水仙も、菜の花も、時期を逃してしまった。

松田の河津桜も、開花がかなり早く、それにひきかえ、天候不順が続いて、見頃を逃しそうになったが、ようやく、満開時期の最後に、いくことができた。

ここに行くには、小田急の高速バスにのって、東名松田で降りるのが、ベストのアクセス方法だ。

まつだ桜まつり、晴れた青空のもと、河津桜の濃いピンクと、菜の花の黄色が良く映える。まだまだ、寒いけれど、春だ。






















2016-02-18

あしがら翁 (あしがらおきな)  そば @神奈川県足柄上郡開成町

タベログ通信 その128

今年の梅見ということで、小田原フラワーガーデン、渓流の梅林にいったあと、あしがら翁 (あしがらおきな)のそばをくいにいく。

なにしろ、翁系の現在を確かめるというミッションが課されたまま、放置してあったので、そろそろ、責務を果たす必要があるのだ。

12時半頃到着、きょうは、スムーズに入店できる。狭い店内には、先客は2組、5、6人だけ、ということで、平日なんだから、この位だと助かるね、という感じです。

わたし、ざるそば¥830円とおろしそば(辛味大根)¥1,040円 、おくさん、あられせいろ¥1,350円を注文、南長崎の翁の思い出話などをしつつ、まったり、そばをまつ。

ほどなく、登場。

なんというか、狭山 翁 (さやま おきな)を思い出す、そばである。やはり、翁系の現在は、こんな感じみたいである。

南長崎の翁の先輩客のおくさん、なんだか、歯ごたえがないわね、といっていたので、わたしだけの思い違いというのでもなさそう。

かえし、はかなりしっかりした味がする。

そばとしてのインパクトが弱いというか、2月の新そばの時期なんだけれど、辛味大根のおろしそばを頼んで、正解という感じでした。

フウ~ム。これが、翁なんでしょうか。ほんとに、ほんとかなぁ。フウ~ム。




あしがら翁 (あしがらおきな)
0465-83-5806
神奈川県足柄上郡開成町延沢2508-2
営業時間
[夜]¥1,000~¥1,999[昼]¥1,000~¥1,999
席数 18席 (小上がり4席、テーブル10席、カウンター4席)
完全禁煙
駐車場 有(3台)
http://ashigara-okina.sblo.jp/



小田原フラワーガーデン 渓流の梅林 @小田原市久野 その3

ことし、初めての梅見に、小田原フラワーガーデンの渓流の梅林にいく。今年は開花が早い!!とか。

年々、樹が育ってきて、素敵になってきているので、楽しみである。

今は、早咲きは終わりだけれど、ほぼ、見頃で、良い時期にあたったようだ。満足。





























小田原フラワーガーデン渓流の梅林
当園は約200品種の多種多様な花梅が咲きそろう色鮮やかな梅林として有名です。
早咲~中咲~遅咲~と順々に開花していくので、長い期間観梅が楽しめます♪

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早咲見頃:1月中旬~2月上旬
中咲見頃:2月上旬~2月中旬 
遅咲見頃:2月中旬~3月上旬 
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2016-02-17

アンドレア・バッティストーニ指揮: ヴェルディ イル・トロヴァトーレ @東京文化会館 大ホール

東京二期会のイル・トロヴァトーレにいってきた。

このごろ、DSDリアルタイム変換再生やスピーカーの調整のため、レスピーギのローマ三部作のCDを、7.8種類とっかえ、ひっかえ再生していたんだが、そのなかで、アンドレア・バッティストーニという、きいたことのないイタリアの若手のものがあって、その鮮烈さにびっくり、こけていた。

で、バッティストーニなんでも、トゥーランドットの演奏会上演ていうのもあったらしい。知らんかったぞ、だれか、おしえてほしいもんだよ、と思ったが、後の祭り。

その後、イル・トロヴァトーレをやるという情報を入手する。でも、あの、イル・トロヴァトーレですよ。ジジイがああいうもの、うっかり、きいちゃうと、酷いことになりそうなので、だいぶん逡巡しておったのですが、日本で、イタオペをがっつりやるなんて、聞き逃すのはもったいなさすぎ、ということで、意を決っしたのでありました。切符入手。

東京二期会公演、というのが、とっても、とっても、心配ではあったのですが、バッティストーニの磁力には、抵抗できませんでした。

で、近頃はあまり来ない、東京文化会館に。

開演前に、公演《プレミエ・キャンペーン》、演出家ロレンツォ・マリアーニによるプレトークがあるというので、17:45前には、会場に駆け込みました。

マリアーニさん、いろいろおっしゃてましたが、イル・トロヴァトーレは、普通の世界の話ではない、ミステリエ?だ、といっていたのが、印象にのこりました。

で、イル・トロヴァトーレの本番。
台本は、まさに、ミステリイ、不可知な異世界の物語、大爆走ですが、ヴェルディの音楽もそれにぴたりとあわせて、激情の奔流となり流れくだります。

なんだか、ヒロポンかなにかを打って敵艦に突っ込んでゆく、特攻隊みたい(不謹慎な発言で、すみません)、聴いていると、からだじゅうに脂汗、背中が、ぞくぞくしてきました。(不覚にも、休憩前の一場は、本当に体調不良で、場外に退避、初めての体験です。)

休憩中、赤ワイン1杯呑んで、体調をととのえ、後半は、無事、みることができました。

それにしても、ヴェルディって、すげぇ。イル・トロヴァトーレみたいに、天才が裸形になっているような作品をきくと、言葉を失います。

ロレンツォ・マリアーニさんの、演出も、美的な満足感を味あわせてくれる、なかなかに、素敵なもので、全幕に姿をあらわす、ルーナ(月)の背景が、ミステリアスな異世界を支配している魔力を、まざまざと、感じさせてくれます。日本で上演されたオペラの最上レベルといっていいいんじゃないでしょうか。ブラーヴォ。ブラーヴォ。

バッティストーニさんの指揮も、今時の若手によくある知的な洗練というタイプではなく、直截的。もう少しで、牛刀割鶏といいたいくらいだが、なんというか、情感のぬくもりがあって、生身の人間の歌う心から、音楽が出てきているんだと、実感させてくれます。なにしろ、音楽が裸形のヴェルディなんで、文句をつける人がいようとは思われないのであります。ブラーヴォ。ブラーヴォ。ブラーヴォ。

歌い手さんたちは、みなさん、そこそこ、邪魔にはならないんで、充分、がんばっていた、ということでよろしいんでは。なにしろ、ヴェルディ、それも、イル・トロヴァトーレなんで、高望みはせんほうがいいというわけです。

というこで、得がたい、美味しい体験をさせていただきました。

二期会オペラって、なかなかに、あなどれない、しろものといえるのでは、と思った、有意義な一夜となったのであります。





《パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演》
東京二期会オペラ劇場
主催: 公益財団法人東京二期会
公益社団法人日本演奏連盟
イル・トロヴァトーレ

オペラ全4部
日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
原作: アントニオ・ガルシア・グティエレス
『エル・トロバドール(吟遊詩人)』
台本: サルヴァトーレ・カンマラーノ、
レオーネ・エマヌエーレ・バルダーレ(補作)
作曲: ジュゼッペ・ヴェルディ
会場: 東京文化会館 大ホール


日時:2016年2月17日(水) 17:45より約30分間
会場:東京文化会館大ホール内 ロビー

スタッフ
指揮: アンドレア・バッティストーニ
演出: ロレンツォ・マリアーニ
 
美術: ウィリアム・オルランディ
照明: クリスチャン・ピノー
演出補: エリザベッタ・マリーニ
 
合唱指揮: 佐藤 宏
音楽アドヴァイザー: 田口興輔
 
舞台監督: 佐藤公紀
公演監督: 直野 資

キャスト
配役
2月17日(水)
レオノーラ 並河寿美
マンリーコ エクトール・サンドバル
ルーナ伯爵  上江隼人
アズチェーナ 清水華澄
フェルランド  伊藤 純
イネス         富岡明子
ルイス         今尾 滋
老ジプシー 三戸大久
使者          吉田 連

合唱: 二期会合唱団
管弦楽: 東京都交響楽団



2月17日(水)公演《プレミエ・キャンペーン》演出家ロレンツォ・マリアーニによるプレトーク

お好み焼 きじ 丸の内店 @千代田区丸の内  東京ビルTOKIA B1F

タベログ通信 その127

レバンテのカキフライが、高くてまずく、そのうえ、量もたりなかったので、すき腹をかかえ、イタオペにいくのは、いやだなぁ、ということで、近場の、うどんで補強を、と思ったが、ここらへんには、行くべき、うどんやが思い当たらない。

しょうがないので、近くで、チョイ喰いにはよさそうな、お好み焼 きじ 丸の内店で、口直しをすることに。
 
ここは、以前、2度ばかり来た事があって、さすが、大阪のお好み焼と、好印象があるところだ。

カキフライを喰った後なので、ちと、ヘヴィかとも思ったが、背に腹はかえられない。東京駅下車で、きじ 丸の内店をめざす。すると、さきほど出て来た、レバンテのある東京国際フォーラムの道向かいに、きじ 丸の内店出店の東京ビルTOKIAがあるのを知る。

もう、なんて、目にあわせるのよ、レバンテめ、と思ったが、これは、私が、田舎モンということにすぎないので、文句のもって行き場はないのでありました。

で、東京ビルTOKIA地階のお好み焼 きじ 丸の内店に到着。夕方は5時から開店ということだが、すでに、待機の行列が。なかなか、人気のようであります。

でも、めでたく、第一陣には入店でき、超定番の豚玉 860円と生ビールを注文する。

やはり、旨い。

ただ、記憶にあった味より、東京ふうに洗練されたような気がしたが、ただの、気のせいなんだろう。

さすがに、かきフライのあとに、豚玉は、お腹かにきたが、(粉ものって、見た目よりずっと腹に来て、コストパフォーマンスがいい)、ま、金をとってもいい、食い物っていうのは、これぐらいじゃないとね、と、なんとか、レバンテの失態をとりもどすことができたようです。

で、その後、本番のオペラ見物中に、体調不良というのは、秘密事項ということになります。

ジジイなんだから、すこしは、常識をはたらかせていただきたいもんだわな。




お好み焼 きじ 丸の内店
03-3216-3123
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA B1F
東京駅 丸の内南口より徒歩3分
営業時間 11:00~15:30(15:00L.O) 17:00~23:00(22:00L.O)
不定休
[夜][昼]¥1,000~¥1,999
カード 可 (VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
席数 42席 (カウンター8席、テーブル34席)
完全禁煙
駐車場
http://www.o-kizi.jp/





レバンテ カキフライ@千代田区丸の内  東京国際フォーラム

タベログ通信 その126

イル・トロヴァトーレの腹ごしらえは、冬のカキフライ探訪の第2陣として、有楽町、東京国際フォーラムのレバンテにいくことに。

なんでも、東京でカキフライといえば、レバンテという、定番中の定番らしい。

東京国際フォーラムの2階にある、今時の安っぽいカフェテリアみたいなところで、店内にはいると、テーブルにたっているカードに、レバンテの由来やご自慢がうたわれている。

なんでも、1947年(昭和22年)3月、大倉財閥の当主大倉喜七郎により、有楽町駅前に創業、日本におけるビア&レストランの草分け的存在だそうである。

そこで、
<期間限定>メニューの的矢活がき
活がきの浜焼き3ケ  ¥1,410
に、
的矢がきのフライ   ¥2,06
生ビールはサッポロだけというので、
サッポロ生ビール (中)¥730
を注文。

ほどなく、
的矢活がきが登場。
的矢がきのフライは、なんだか、あまりうまそうにみえない、揚げ色のきつい小ぶりのフライが5つのっている。

ゲェ、おいしくない。大倉財閥の当主大倉喜七郎が創業の日本におけるビア&レストランの草分けなのに、これなのかよ。

で、的矢活がきの浜焼もためす、すこし、なまぐさく、やはり、まずい。

ひさびさに、東京の老舗の飲食店にありがちな、由緒だけえらそうで、味のほうはひび割れた骨董というやつに遭遇とあいなった。

そういえば、昔は、かなりの頻度でこの種のお店に出会ったなぁと、懐かしさすらおぼえる。もう、ほとんどは、絶滅したと思っていたのに、生き残りがまだあるようだ。

ある意味貴重なお店かも。もう、絶対、再訪はないけれど。

東京の遺跡探検に興味がある人は、いってみてはどうでしょう。お薦めは、いたしませんが。

それにしても、冬のカキフライ探訪は、想像以上に、難航しそうであります。カキフライって、ほんとは、おいしいもんなのかいな?


   

レバンテ  カキフライ、ビアバー、洋食 
03-3201-2661
東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム Aブロック、広場 2F
有楽町駅から徒歩2分程度
営業時間
月~金 11:30~22:30(L.O.21:45)
土・日・祝 11:30~20:30(L.O.19:45)
定休日 無休,
[夜]¥4,000~¥4,999 [昼]¥1,000~¥1,999
カード 可 (VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
席数 80席
分煙 (喫煙はテラス席のみ)
駐車場 有(東京国際フォーラムに駐車場あり、駐車場優待は無し)
http://www.okr-j.co.jp/

2016-02-13

Ensemble Felice ラフマニノフ ピアノ・トリオ第1番 外@SALON-TESSERA  三軒茶屋

Ensemble Felice(ピアノ:鈴木永子,ヴァイオリン:岩井真美、チェロ:小野寺まさよ)の演奏会、大学後輩の応援しているヴァイオリニスト岩井真美さんが出るというので、三軒茶屋のSALON-TESSERA という、個人運営の小さな音楽会場にでかける。

演奏会の腹ごしらえは、渋谷マークシティのつばめグリル、ツバメ風ハンバーグ(1280)、限定九州赤牛ハンバーグ(1880)、季節限定広島カキフライ(880)、生中ジョッキ、を食す。

ま、安定の味ですな。お店は渋谷ということか、ガチャガヤうるさいバックグラウンド音楽がかかっていて、雰囲気は×ですが。しめて、6000円ほど。

ピアノ・トリオと、この前、二期会の音楽会にでていたバリトン:ヴィタリ・ユシュマノフが出演ということだった。

前半は、ラフマニノフの悲しみの三重奏第1番、ドビュッシーのピアノ・トリオ。ラフマニノフのピアノ・トリオを実演できけるなんて、ラッキーだ。

ごく、狭い会場なので、細かな音もよくきこえて、快調であります。

第2部に、ヴィタリさん登場。「チャイコフスキーただ憧れを知る者だけが」とアンドレア・シェニアから「祖国の歌」を。イケメンだし、甘く柔らかな声で、女性ファンがこれからたくさんできそうである。

第3部はまたピアノ・トリオで、イパネマの娘とかとかの、軽い曲を6曲ほど。
今回は、マイク担当の岩井さん、いわく。ボサノバ方面は不得意なんだそう。

最後に、アンコールで、ヴィタリさんが「初恋」、ピアノ・トリオでロシア民謡3曲ということで、無事、終了。

後輩に、こんどは、アレンスキーなんか、ききたいなぁとリクエスト。たまには、こういう、気楽な音楽会も、ありかな。

2016-02-11

時代はLP再生なのか?

このごろ、LP再生が楽しい。

マイクロ精機 SX-111FVが復活して、カートリッジに OrtofonMC20。LUXMANフォノ・イコライザーアンプE-03、アッテネッターAT3000、アンプM-07、経由でB&W 803Dへ、という、中古・骨董品のラインナップなのだが、これがすこぶる、快調なのだ(もちろん、VITAVOX Bitone Majorでも、いいですよ)。

とくに、ヴァイオリンなんか、LPできいていると、うっとり、してしまう。

そこで、CDはあるけれど、むかし、LPを買いそびれていたやつを、ヤフオクで買い込む羽目になる。

いまのところ、

グリュミオー バッハ 無伴奏ソナタ1番とパルティータ1番
アルテュール・グリュミオー/ブラームス ヴァイオリン・ソナタ全(買ってみたら、みたことがある。もっておりました)
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 グリュミオー、ベイヌム、コンツェルトヘボウ
グリュミオー バッハ 無伴奏ソナタ3番とパルティータ3番 
バッハ/ヴァイオリンとハ-プシコ-ドのためのソナタ、GRUMIAUX/JACCOTTET
バッハ『ヴァイオリン・ソナタ全曲』ヴァイオリン:シェリング、チェンバロ:ヴァルヒァ
オイストラフ/クレンペラー/ブラームス_バイオリン協奏曲ニ短調

をゲット。グリュミオー、すげぇ。

と、それぞれ、すんばらしい、音がしますのですよ。なんで、CDになっちゃたんだか、わけわからん。(ま、CD、超簡単、便利ですから、あたりまえですが)

ということで、スークのバッハ/無伴奏Vnのためのソナタとパルティータもほしいかも。

2016-02-07

CASA MALLA(カサマイア ) カタルーニャ料理@町田市玉川学園 その20

渋谷のコンサートのあと、玉川学園のCASA MALLA(カサマイア )へ。

最初から、赤のボトルを。
VETUS 2007 TOROはどうですか、とのこと。タンニンがしっかりあって、好みみたい。

コールラビのスープ 
紫ニンジン(へぇ)のコロッケ
ハーブ・サーモンに温野菜のサラダ 春らしい色あい 
長崎の鯛のロースト 焼き下仁田ネギ このごろは、ネギ焼いてばかりですと 季節ですな
イカ墨のパエリヤ おくさん、ニッコニコ
イノシシとヒヨコマメの煮込み

カヴァとゆづのソルベ
金柑のタルト(おくさん)
安納芋のクレマ・カタラナ? 、フラン(わたし) 

おくさん、ブラウニーを1袋、おみやげにゲット(うちでくったら、おいちかったよ)

しめて、18000円とすこし。いつもながら、大満足のディナーとなりました。

指揮 パーヴォ・ヤルヴィ NHK交響楽団 マーラー/亡き子をしのぶ歌  バリトン:マティアス・ゲルネ  ブルックナー/交響曲 第5番 変ロ長調  @NHKホール

パーヴォ・ヤルヴィのブルックナー/交響曲 第5番 変ロ長調 をききに、NHKホールへ。

マーラーとブルックナーの組み合わせのプロって、珍しいんじゃ。
前半は、マーラーの亡き子をしのぶ歌。今日はメゾでなくバリトンだ。マティアス・ゲルネというひと。歌詞からすると、バリトンだわな。
ゲルネさん、頑丈そうな体躯をくねらせ、情感をこめてうたう。やわらかい声で、とても素敵だ。ヤルヴィのバックもきめ細かく、美しい。

後半、お待ちかねの、ブルックナーの交響曲 第5番。がちがちに、ブルックナーしている曲なので
ヤルヴィさん、どういうことになるのかな、と思ったが、かなり細かな、表情がついていて、楽想の変化や組立ても、はっきりしている。響きは、なんというか、近代的な美感をたたえている。そして、N響は、日本のオケらしく、薄い金管で、まあ、しゃぁないか、ていうところ。

つまり、典型的なブルックナーではないということになります。昔風に固執するジジイにとっては、ヤルヴィさん、今のところは、マーラーむきということみたいでした。

でも、奥さん、ブルックナー/交響曲 第5番って、すごく、いい曲じゃないの、と感激しておりました。あんまり、ブルックナーにつれていかないので、新鮮だったみたい。じゃぁ、これからは、遠慮せず、どんどん、ブルックナーにもいけるなぁ。良い風向きであります。



第1829回 NHK交響楽団 定期公演 Aプログラム
2016年2月7日(日) 開場 2:00pm  開演 3:00pm  

マーラー/亡き子をしのぶ歌*  
ブルックナー/交響曲 第5番 変ロ長調 

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
バリトン*:マティアス・ゲルネ