タベログ通信 その10
オット otto に、また、いきました。数えてみたら、昨年10月に初めて訪問してから、8回目になっています。
所沢には、西武ライオンズファンではないことからして、ほぼ、かかわりなく、過ごしてきたんですが、息子が、埼玉県中部の、わたくしたちには、名前も知らないある町に住むことになったことから、わざわざ埼玉にいくんだとすれば、どこか、美味しいお店をみつけなければということで、タベログを調査、その結果、行くことになったお店のひとつということになります。
オットはいま埼玉県レストランランキングNO.1ですが、こういう場合、実際にいってみると、よく、コケることが多いので、そのときも、大きく期待してとかいうことは、なかったのでした。(所沢だからなぁ、という感じです。)
で、初めて、いってみると、なかなか、驚くようなパフォーマンスで、われわれ夫婦が知っているイタリアンとしては、トップクラスのお店でした。
料理だけなら、都内のイタリアンとハンディなく比較して十分以上というレベル。
味の好みからすると、いまどきの我が家のブームとなっています。
現在は、ディナーのみ、¥6300と¥8400のコースが中心、アラカルトはなく、その日の食材から、シェフがつくりだす料理をだまっていただくというスタイル。(そこで、まだ熟成がほしいナという料理に出会うこともあるわけです。)
最初の頃は、ソムリエさんがいらしたのですが、今は、女性のフロアスタッフが親切に対応ということで、以前を知るものにとっては、その当時が、懐かしい気がすることは、争えません。ただ、お店の内装、雰囲気からしても、基本、料理を喰うお店ということで、納得するべきでしょう。
レストランテであるということで評価すると、間違ってしまうということになります。
ただ、所沢で、この値段ですから、レストランテであることを期待するのも無理はないかな。(我が家では、スタッフの対応がとんでもなく不出来であるならば問題ですが、そうでない限り、全然、気にしませんが。)
本日のお品。いつもどおりの¥8400のコース。に勧められた季節もの尾鷲の岩牡蠣(¥900)をプラス。
オードブル 煮た、たことあわび 肝のソースを添えて
あなごとしろなすのフリット
海上ウニの冷製パスタ
岩牡蠣 トマト(青い?)のジュレをかけて
毛がににパンナコッタのムース、ヴィシソワーズのエスプーマ仕立て(定番)
サラダ 温野菜のサラダ さざえと肝のソース
パスタ 渡り蟹のパスタ
メイン ドライエージングしたパルマ産ブタのグリル トマトと桃のつけあわせ
デザート ロールケーキ & 柑橘のジュレ & アイスクリーム・エスプレッソ仕立て
ハ-ブティ & カプチーノ & エスプレッソ プチフルール(マカロンほか)
白のグラスワイン×3 ビール×1 ジンジャエール×3(わたしめは、運転手のため、禁酒。ボトルの注文はできませんでした。地獄です。涙)
で、3人しめて、¥33,180。夏らしい海の食材を満喫、貝の肝とかウニとか喰って、不味いわけありません。お腹いっぱい、もう食べられません、ということで、ご馳走様でした。
オットのタベログ評価ですが、埼玉県レストランランキングNO.1で、おおむね、高評価なのですが、例外として、参考になるものをみつけました。
R923Eの埼玉Fレンチ&イタリアンガイド http://r923e.asablo.jp/blog/ というサイトで、
ブログの書き手は、海外の食べ歩きも相当やっているとおっしゃる方、信頼にたる評価が期待できそうです。ここでの
オットの評価は、けして高くはありません。
どうして、こうも、我が家の評価と違うのか、考えてみたくなりましたが、このサイトで評価が高くて、我が家でも利用したことがある、数少ないお店であるメゾン ドゥ アッシュ (Maison d'H)の評価を見ていて、海外経験の多い少ないに起因するのかもしれないと思いつきました。(正解かどうかはわかりませんが)。
オットはがちがちのイタリア本場志向のお店ではなくて、どちらかというと、日本の食材を重視して、調理もそれを活かしていこうとするジャポネーゼのイタリアンだと思われます。そこらへんをわきまえないと、大きく、期待から外れる可能性があるように思います。
本場志向の皆様におかれましては、くれぐれも、どつぼにはまって、がっかりすることのないよう、注意なさるのがよろしいのでは。
我が家においては、内装がジャポネーゼのリストランテ ラ・バリック トウキョウ
などよりは、料理がジャポネーゼのottoを採りたいと思います。