5月の某日、わがメイン・オーディオシステムの一翼を担ってきた、LUXMAN、M-07(A級、52kg、出力100W×2)のスイッチをいれたところ、中から、バチッという放電のような異音が。あわてて、スイッチをきる。
これは、ご臨終でしょうか。なにしろ、25年以上前の1987年12月発売の製品なので、いつ逝ってしまっても不思議はないわけですし、このごろ、PCオーディオ入門などといって、調子よくDSDにアップコンバート、超現代的サウンドを鳴らしてみるなどという暴挙にいそしんでいたので、M-07も堪忍袋が切れちゃったようです。
しかし、これは大ショックであります。いくら古代製品だといっても、長年メイン使用のアンプですし、M-07に代わるものが今の製品にあるとも思われません。
しばらく、うじうじと悩んでいたんですが、意を決して、ラックスマン(株)の本社サービスセンターに電話。わたし、大昔の製品で、パワーアンプのM-07持っているんですが、故障しちゃったんです。修理をお願いしたいんですが、無理ですよね?と恐る恐る、お尋ねする。
と担当者、ああ、M-07なら、いまでも、修理は受け付けていますよ。ただ、古い製品なので、修理というより、オーバーホ-ルになってしまって、ふつう、修理代も10万位かかってしまいます。と申し訳なさそう。
エエ!修理可能!!オーバーホ-ル!!!!10万円!!!!!安すぎでしょ!!!!!!
本当に、25年以上前の製品の修理、それもオーバーホ-ル(普通に使っていても、コンデンサーなんか、当然、寿命になっているはず)をしていただけるのか!
修理代もたったの10万円!
M-07、中古市場で、20万くらいみたいだけど、オーバーホ-ル済の完動品が10万円で手に入るということになるわけだ。今時、M-07のように物量の塊みたいな代物を見つけるのは、かなりムズイはずですYO。
サービスセンターは、新横浜にあって、平日のみ持ち込み可能という(ラックスマン取扱店でも可とか)。日程調整をして、搬入しますというと、ビルの下に着いたら電話ください、引き取りにいきますとのことだった。
ラックス、えらいぞ!!!さすが、専業メーカー。韓流資本になったそうだが(今は華流ファンド配下という情報あり)、SONYやパナソニックみたいな、昔、オーディオ大流行でぼろもうけの頃だけ、手を出していた、家電屋とは根性がちがいます。ま、ソニパナなんかは、大屋台だから、食いつなぐの大変でしょうからしかたないけれど、だからこそ、趣味の世界で荒しをやるのは遠慮してほしいもんだ。
話は飛ぶが、ほぼオーディオ卒業の私が、SONYやパナソニックの一眼カメラを、決して信用したりしないのは、体験にもとずく、知恵というものなんですのよ。
さっそく、修理に持ち込みをと勇み立つが、なにしろLUXMAN、M-07、52kgあります。ジジイがうかつに動かそうとすると、自分の腰の骨が先にズリ動いてしまいます。それに、置いてあるところが2階なので、階段を通過する必要もあります。どうしたもんか。
2日かけて、ようやく、1階まで降ろしましたが、これから、まだ、車に乗せるという、長い道のりが残っているのでした。とてものこと、素手では無理ということで、amazonにて、耐荷重100kgという、荷台の格安品を¥4,272で購入、息子の手も借りて、1週間かけ、やっとのこと、車のトランクに運び込みました。
で、5月の吉日の今日、横浜市港北区新横浜のラックスマン(株)本社サービスセンターに、M-07を持ち込むことができました。
修理には2週間くらいかかるそうです。費用10万円なら御の字なので、10万越すようなら見積もりの電話を下さいとお願いして、かえってきました。
さて、わがLUXMAN、M-07、完治して無事御帰還いただけるんでしょうか。かなり、心配。
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