パーヴォ・ヤルヴィがN響の常任に就任、記念コンサートに、マーラーの2番をやるというので、どんなもんかと、ききにいくことに。
チケット入手が出遅れて、かなり前の左端の席になる。ま、お試しなので、いいかという感じです。
ヤルヴィさん、なかなか実力者のようですが、CDを1、2枚聞いただけなので、あまり、具体的なイメージがありません。
で、演奏が始まりました。なんだか、あまり聞いたことのないようなマーラーです。とても、自然な演奏で、弦の音が夢見るような優しい響きをかなでます。きいていると、うっとり、という感じですが、マーラーっぽい、エスプレシーボの訴えかけがあまりありません。やさしく、やさしく、そして、とっても美しい。
最後まで、なんというか、分裂症気味の激烈なところがほとんどありませんでした。
いまや、21世紀も1/4入りなんですから、これも、マーラーなんですね。っていう感じでしょうか。
N響は、かなり、気合が入っているみたいで、ひさしぶりに、上手だなぁと、感心してしまいました。
アルトのリリ・パーシキヴィさん、ソプラノのエリン・ウォールさんも、なかなか、すてきな歌いぶりでした。
NHK交響楽団 第1817回 定期公演 Aプログラム
2015年10月4日(日) 開場 2:00pm 開演 3:00pm
NHKホール
~パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念~
マーラー/交響曲 第2番 ハ短調「復活」
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ソプラノ:エリン・ウォール
アルト:リリ・パーシキヴィ
合唱:東京音楽大学
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