ブロムシュテットがブルックナーの交響曲 第9番を振るというので、昨日に引き続きお江戸にのぼる。
前半
モーツァルトの交響曲 第38番 「プラハ」
ブロムシュテットさん、本当に元気。ほとんど、剛毅といってよい、パセッティックなモーツァルト。ゆる褌といわれたカール・ベーム老とは大違い(あら、懐かしや)。ご立派です。
後半
ブルックナーの交響曲 第9番
やはり、剛毅。こんなに、厳しいブルックナーって、なかなかないんじゃないだろうか。聴いていい、ほとんど、怖くなるぐらい。
第3楽章のアダージョ、そしてあの不協和音のクライマックスと突如の断絶。背筋が凍りつく。
そうして、コーダ。
ブロムシュテットさん、最後の音が終わっても、微動だにせず。本当に長い間、曲が浄化していくまで待っているように立っていた。(そう、ブルックナー終楽章を書けなかったんだもの、こういう終わり方が必要なんだろう)
コンマス、ライナー・キュッヒルさんでした。
NHK交響楽団
【第1894回 定期公演】 2018年10月14日(日) 03:00pm 開演
NHKホール
モーツァルト/交響曲 第38番 「プラハ」
ブルックナー/交響曲 第9番
指揮 : ヘルベルト ・ブロムシュテット
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