今年最後のコンサート。
ヴァイグレに続いて、ノットも来日して第九を振るというので、多少迷ったが、今年は特別なのできっぷをゲット。
ノットの第九、やはりヴァイグレとは大分違う。
柔軟で伸びやか。美しく優しめの歌が流れていく。
東響は明るい軽めな音なので余計そう感じるのかも。
ベートーヴェンっぽい厳しさよりも浮揚感のある伸びやかさが心地よい演奏だ。
合唱もヴァイグレと同じ新国立劇場合唱団だったが、ホールのせいかだいぶん雰囲気が違っていて、響きがとけあって広がる感じ。
ホールの空間が大きいからか、40人の編成なので(ヴァイグレと同じ)、オーケストラに比べて少しバランスが弱い感じかなぁ。
ドイツっぽくベートーベンしていたのはやっぱりヴァイグレ、でも、こういう軽やかな足取りのベートーベンもノットっぽくて楽しいいんじゃなかろうか、
蛍の光のアンコールがある。なんだか、しみじみしてしまった、聴衆大喝采。ノット人気あるなあ。来てくれてありがとうていう感じでした。
東京交響楽団 「第九」2020
サントリーホール
2020年12月29日(火)14:00 開演
出演
指揮:ジョナサン・ノット
ソプラノ:ジャクリン・ワーグナー
メゾソプラノ:中島郁子
テノール:笛田博昭
合唱:新国立劇場合唱団
曲目
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 op.125 合唱
0 件のコメント:
コメントを投稿