高木竜馬のピアノリサイタルにいく。
そこそこ、若い人ばかりでもなく、お客さんが入っていた。
一曲目、ショパン《雨だれ》。ピアノの鳴りがまだ悪い感じ。
二曲目、ドビュッシー《水の反映》。高木竜馬さん、なかなか、よい音を出し始めて、フランス物得意なのかな。
三曲目、グリーグ。まあ、なんだか、とりとめのない曲。
四曲目、ブラームス 3つの間奏曲 。前半のメインなんだろうが、ブラームスって、やっぱり、むずい。まあ、私の、聴き方が下手ということなんですが、ぴったり来ない感じです。
後半。
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、これは、なかなか良い響きが出ていて、やはり、フランス物は、相性がよさそう。それに、ほんと、いい曲。精神を病んだラヴェルが「美しい曲だ。いったい誰が作曲したのだろう」と周りの人間に聞いたというエピソードを思い出しつつ。
ムソルグスキー:展覧会の絵。今日の目玉の曲なんだろう。高木竜馬さあん、ロシアに留学したらしいし。まあ、それなりだったが、もう少し、ピアノを鳴らし切る感じがあってもいいかもなぁ。
終演後、高木竜馬さん、自分の大切な5つの柱である『ロシア音楽・ドイツ音楽・フランス音楽・ショパン・グリーグ』から選曲したこと、そして、ロシアがウクライナに侵攻したこの日に、「キエフの城門」を弾いたことは、生涯忘れない出来事だろうとおしゃって、はっとしました。
アンコールはトロイメライほか。
公演日:2022/02/26 (土) 13:15開場 14:00開演
会場 浜離宮朝日ホール
プログラム
ショパン:前奏曲 作品28 第15番《雨だれ》
ドビュッシー:映像 第1集より《水の反映》
グリーグ:民族生活の情景 ピアノのためのユモレスクより 作品19 第3曲《謝肉祭より》
ブラームス:3つの間奏曲 作品117
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ムソルグスキー:展覧会の絵
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