ウェールズ弦楽四重奏団のベートーヴェン・チクルスVにいく。
1曲目、弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.18-3
若い頃の作品だが、なかなかの佳曲。ウェールズの演奏も、活き活きとしていて、興趣に富んで、聴いていていい気分である。4楽章がもっといい曲なら、さらに盛りあがったろうに、惜しいなぁ。
2曲目、弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135
後期の作品なのに晦渋なところがなくて聞きやすい。今のウェールズには合っている感じだ。なかなか快適な演奏だったが、やっぱり終曲がもう少しいい曲ならなぁていうところだった。
休憩後、弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 Op.59-2 「ラズモフスキー第2番」
ラズモフスキーの第1番は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の中でも大のお気に入りなんだが、第2番はあまり印象がない。
でも、今日聞くと、このラズモフスキー第2番も中期らしい充実した響きで、たっぷり音楽に浸らせてくれる。こんなにいい曲なんだと感心してしまった。
ウェールズの演奏も今日1番の出来なのではと思う。
ただやっぱり終曲が3楽章までの充実度に比べて軽すぎる気がするんだが、聴き方が悪いんだろうか。
クァルテット・ウィークエンド ベートーヴェン・チクルスV
ウェールズ弦楽四重奏団
【日時】2022年2月12日(土) 14:00開演
【曲目】ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135
弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 Op.59-2 「ラズモフスキー第2番」
第一生命ホール
〒104-0053
東京都中央区晴海1丁目8番地9号
(晴海トリトンスクエア内)
Tel 03-3532-3535
0 件のコメント:
コメントを投稿