フィリアホールのオープン30周年記念コンサートということで、ハーゲン・クァルテット&藤田真央という超豪華版の演奏会。曲も、モーツァルト 弦楽四重奏曲 K.421 ドビュッシー 弦楽四重奏曲 シューマン ピアノ五重奏曲 という名曲ぞろいで。わくわくものです。
1曲目。
モーツァルト◎弦楽四重奏曲 ニ短調 K.421
もう超絶名曲。モーツァルトって、どうしてこんなにダイレクトに心の底に届く曲が書けるんでしょう。ハーゲン・クァルテットも十全。美しいとしか言いようがない。
2曲目
ドビュッシー◎弦楽四重奏曲 ト短調
これも超名曲。フランスの弦楽四重奏でこれより上は、フォーレくらいしかないもの。奥さん素敵な曲ねぇと感心しきり。ハーゲンはドイツ派なので、クッキリクリアでしたが、名演には変わりありません。
休憩後
シューマン◎ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
期待の真央くん登場のシューマン。でも、最初から、ピアノと弦とのバランスが良くない感じ。ピアノが弱い。あれれ変だぞ。と、最後まで、そういう状況が続いて、真央君本領発揮とはいかず、ハーゲン・クァルテットに喰われちゃたていうところでした。
シューマンのピアノ五重奏曲は、昔 ゼルキン、ブタペストSQの折り紙付きのLPで聞いていて、でも、どうも、しっくりこず、ハーゲンとグルダ息子のCDを聞いて、ああ、これは、青春の曲なんだとすっかり納得、大好きになった曲なので、期待が大きかっただけに、真央くんの演奏会としては、珍しく、不完全燃焼になってしまったのでした。
フィリアホールオープン30周年記念コンサート ハーゲン・クァルテット&藤田真央
青葉区民文化センターフィリアホール
2023年11月3日(金) 14:00
ハーゲン・クァルテット
ヴァイオリン◎ルーカス・ハーゲン、ライナー・シュミット
ヴィオラ◎ヴェロニカ・ハーゲン
チェロ◎クレメンス・ハーゲン
ピアノ◎藤田真央
モーツァルト◎弦楽四重奏曲 ニ短調 K.421
ドビュッシー◎弦楽四重奏曲 ト短調
シューマン◎ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
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