東京・春・音楽祭で ブラームス:弦楽六重奏曲 第2番をやるというので、東京文化会館 小ホールへ。
1曲目
ハイドン:3つの弦楽三重奏曲 第2番 変ロ長調 op.53-2
ハイドンらしい明朗で、適度に変化があって楽しい曲。やっぱり才能あるのよねっていう感じ。第2楽章 短すぎてびっくり。何か意図があるのかしら。1楽書は長くて変化に富んでいたのにね。
2曲目
お目当ての ブラームス:弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 op.36
もう、めちゃくちゃいい曲。若いブラームスって、感情の放出がダイレクトで、ほんと、 躰の奥底から揺さぶられる感じ。
演奏もたっぷりとブラームスしていてなかなか良い感じで、曲に浸ることができました。 ヴィオラがあと少しだけ歌ってくれると、さらに○だが、まあ、好みっていうことですな。
休憩後
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20
8本の弦をフル回転で鳴らして、前進的(メンデなので、驀進まではいかないが)な躍動するリズムに乗って、豪壮な響きのする曲。
有名曲だが、メロディよりリズム主体の音楽なので、いまいち、キャッチーな曲想が出てこないので、大編成の室内楽としては、シューベルトの八重奏(こちらは管も入ってる)なんかと比べると、やっぱり 聞き劣りがするが、弾いている人達は、さぞ楽しかろう、と思ったのでした。
あと、ブラームスもメンデルスゾーンもチェロ*2→チェロ*1+*コントラバス*1の編成に変更になっていて、コントラバスがかなり活躍していました。かなり目づらしいやりかたみたいなので、貴重な体験だったようです。
東京・春・音楽祭
名手たちによる室内楽の極(きわみ)→
日時・会場
2024年4月5日 [金] 19:00開演(18:30開場)
東京文化会館 小ホール
出演
ヴァイオリン:長原幸太、鍵冨弦太郎、戸原 直、東 亮汰
ヴィオラ:鈴木康浩、鈴村大樹 チェロ:上森祥平 コントラバス:幣 隆太朗
曲目
ハイドン:3つの弦楽三重奏曲 第2番 変ロ長調 op.53-2
ブラームス:弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 op.36
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20
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