ここは、4、5年前、いったことがあって、気にいったところなのだ。
その後、また、鎌先温泉にいったときは、料理の評判につられて、四季の宿みちのく庵というところに処場替えしたら、見事に外してしまったので大反省、今回は、すなおに、湯主一條にすることに。
改装して、ますます、評判が良くなっていて、マスコミうけしすぎなのが少し、心配。料理特別料金タイプにすると、コスパ悪し、という情報もあったので、迷ったが、標準タイプで我慢。結果、良い選択だったかも。
3.11後でも、あの、古い建物が健在で、それだけで、よかった、という気分になれる。
温泉は、湯質はよさそうだが、特別、趣深いものではないけれど、不満はない。
お楽しみのお食事は、売り物の大正時代の本館を改造した個室料亭「匠庵」、古い建物を逆手にとって、新しい価値に仕立てた、技ありのコンセプト。
夕食は
食前酒 自家製苺酒
先附 筍寄せ 若芽餡 梅人参 木の芽
蛍烏賊田楽焼き うすい豆寄せ 梅長芋 ばっけ味噌掛け
前菜 子鯛昆布〆め 活蛸桜煮 叩きめかぶ 根三つ葉笹見和え うるい真砂和え
お造り 槍烏賊 鮃花造り
(カルパッチョ仕立て バジルソース 紫蘇ドレッシング)
蓋物 蓬饅頭 梅麺 鉤蕨 とってもおいしい
焼物 仙台牛(サーロイン) 添え野菜
OR
尼鯛野菜種焼 あしらえ 添え野菜
OR
平田牧場 三元豚のロースト
鍋物 和牛鍋
OR
目鯛の鍋 チゲスープ
添え野菜 OR 醤油スープ
ご飯 浅蜊ご飯
OR
みやぎのひとめぼれ(一条農園の米)
留め椀 白魚豆腐 貝割菜
香の物 手造りお新香
デザート フィナンシェ 苺ジェラート ブルーベリーソース
新創作系の懐石で、前菜系は、美味しくいただく。メインの焼物、鍋物はすこしインパクト不足かも。(わたしは、尼鯛野菜種焼に和牛鍋でしたが)
でも、標準のお値段のコースなので、ま、いいか、という感じ。満足感は、充分ありました。
朝食も、いかにも、旅館の朝飯の楽しさを感じさせる豊かなものでしたが、メニューをなくしちゃったので、詳細は不明。
ま、お安いといってよい、良いお宿ではないでしょうか。
前回いったときサーブしてくれた男性がまた担当してくれて、会話が和みました。
ただ、前回、駐車場まで自ら迎えの車を運転してくれた社長さんや、若おかみの姿がみえなかったのが、ちょっと、気になりました。ちょっと、だけれどね。
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