シルヴァン・カンブルラン指揮、読売日本交響楽団のコンサートに、新宿のねぎし 菊水ビル店で、牛タン定食、生ビール¥2150を食したのち、サントリーホールへむかう。
ねぎしの牛タン、昔はそれなりと思っていたが、こんなもんかぁ、っていうところ。まあ、いいか。
カンブルラン、読響は、だいぶん前、「大地の歌」を、きいたことがあって、なかなか、いいんでないのと思ったんだが、その後、聴く機会に恵まれず、今回、メシアンのトゥーランガリラを振るというので、これは、いってみたいなぁ、でも、コンサートの予定が詰まっていたので、迷ったのだが、やはり、ということでチケット入手、楽しみである。
ただ、折悪しく椿事勃発、昨晩の不良熟年のアヴァンチュール遭遇事件、そのあくる日に、トゥーランガリラを聴くなんて、平仄があいすぎじゃないの、とか思ってしまいました。
会場につくと、ピアノがロジェ・ムラロからアンジェラ・ヒューイット、オンド・マルトノがヴァレリー・アルトマン=クラヴリーからシンシア・ミラーに、仏英交代していましたが、アンジェラ・ヒューイットなら問題はなさそうであります。
最初に、委嘱作品の酒井健治:ブルーコンチェルトの世界初演が。
酒井健治さん、こんなに若手だと、ジジイはきいたこともありません、ということなんですが、なかなかな、ご活躍中のかたのようです。
で、酒井さん、若いころはメシアンに影響をうけたというが、色彩的(多色摺りじゃあないけれど)、すこぶる、繊細な曲で、とても、楽しめました。こけおどしがないのが、好印象です。
休憩後、おめあてのメシアンのトゥーランガリラ交響曲。
メシアンらしく、美味しい音がたくさん鳴って、わかりやすい、というか、現代音楽とはいっても、楽しめる曲である。まあ、ムダに長いというのも、メシアンらしいところか。(むかし、マーラーをムダにながいといっていた私メがいっても、なんだかねえぇ、説得力ないが)
戦後すぐの作品らしく、ジャズ的なイデオムが頻出するのが、のちの作品と違うところなのかも。
わたしとしては、メシアンならば、さらにムダに長い、後期の「峡谷から星たちへ…」なんかを、まったり聞くのも、好きではある。
で、カンブルランと読響、大熱演であります。 終演予定時間21時を10分ほどすぎて、ホ-ルの聴衆も盛り上がっておりました。
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