フォーレのMélodieにつづいて、ジャン・ユボーのピアノをきくことに。
ちょっとまえ、ルイサダのショパン・コンサートのアンコールで、やたらと、聴き応えのある曲を演奏してくれて、はて、誰の曲と思ったら、フォーレのノクターン 第11番だったことがあった。
フォーレのピアノはそんなに、深くきいたことがない分野なのだ。
きいてみると、ピアノの後期作品も、Mélodieの後期みたいに、なかなか、玄妙複雑な響きにあふれていて、一筋縄ではいきそうもない。
おなじように、入り組んだ和声もっていても、ドビュッシーなんかと決定的に違うのは、フォーレの曲には、外の光というものがほとんど、感じられないところじゃないだろうか。
どうにも、内的な世界に閉じこもった精神の深みから、響きがたちのぼってくるように聴こえてくるのだ。
そして、後期はやっぱり、難度が高い。Mélodieより、さらに、という感じ。おべんきょ、おべんきょ、であります。
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