2015-04-14

オット イタリアン@所沢 その15

運命の力で、少し脱力したあと、オットにむかう。
今日は火曜日で、なんと、貸切状態、ほかにお客がおりません。
こういうこともあるんだな、と、すこし、びっくり。

そら豆のフリット、生ハム、ペコリーノ・チーズ
軽くスモークしたかじき えんどう豆をそえて
牛シャブとフランス産アスパラにほうれん草
すずきの炭火焼 焼いたにんにくの芽
トロピア トマトにモッツェレラ
かもの炭火焼 新玉ねぎ

春の食材満載の皿皿で、大変楽しめました。
このまえ、ネビオーロのいいのが入ったといっていたやつも登場。

カレーマ・リゼルヴァ[2009]
プロドゥットーリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ
Carema Riserva 2009 Produttori Nebbiolo di Carema


ピエモンテ州、トリノからアオスタへ向かう途中にある、ネッビオーロが育つには限界地点と言われる産地、カレーマ。
全ての畑を合わせてもわずかに12haという小さなD.O.C.ですが、他のどのネッビオーロの産地とも異なる個性のあるワインを生み出しています。
D.O.C.カレーマのほとんどを醸造している生産者協同組合、プロドゥットーリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ。

収穫前に葡萄をチェックし、優れた区画の葡萄から造られるカレーマ・リゼルヴァ。
大きなセメントタンクでゆっくりと発酵を行い、大樽で熟成。リゼルヴァを名乗るために、2009年までは木樽熟成30カ月、瓶内熟成12カ月以上が義務付けられていましたが、2010年以降は36カ月の木樽熟成のみに変更されいます。
ガーネットにオレンジがさす美しく澄んだ色合い、滑らかな質感。土地の手触りが感じられるしなやかなミネラル感とともに、熟成したネッビオーロならではの繊細な葡萄の旨みがじんわりと広がります。
伝統的な手法によるネッビオーロが好きな方にぜひ体験していただきたいワイン
2009年、トレ・ビッキエーリを獲得!
イタリアでも人気沸騰中で、日本への入荷も限られたものになっています。安定した品ぞろえが難しくなっていますので、お早めに。

とかいうやつみたい。

ただ、だいぶん上品系で、私には、タンニンがすこし足りない感じであります。サービスの女性チーフも○○さんにはちょっと優しすぎるかもと、おっしゃておりました。ほんと、育ちが悪いので、ゴリっとしたところがないと、効き目がないという感度の悪さがあるんですな。

食後、お客がいないので、久しぶりに、シェフが出ていらして、しばし歓談。
フリットの話から、築地の「なかがわ」の話が出てきて、そう、あそこの天ぷらは、ほんと、おいしいですよね、と、お互い、意見が一致。
ああういう風に、揚げに専念して、油も頻繁にかえて、なんて、イタリアンではとてもできないですとおっしゃっていました。

山形シェフ、私は、どちらかと言うと日本の料理に影響をうけて、イタリアの本場系とは、だいぶ違うんです。日本の農家や、漁師の人から、いろいろ情報をいただいて、それにインスパイアされるていうのがスタイルです。とおっしゃていました。

リストランテ・ヒロの系統は、そんな感じだそうです。

そういえば、美味しいお鮨屋はどこですか、などときくので、あんまり高級なところは知らないし、私の基本は、新橋の鶴八なんです。でも、いまは、浅草観音裏の一新が、凄くいいです。と、さっそくご紹介。
えへへ、自分が握るわけじゃないけれど、自慢しちゃった感じでありますな。ずうずうしい。

4月から新人が何人かはいったそうで、石塚くんは、上の階の姉妹店モア・クッチーナ で、仕切る立場になったそうです。ちょっと、顔をだしてくれたので、よかったですね、これからが、たのしみですね、とごあいさつ。


〆て、28,000円ちょっと。今回も、大変、ごちそうさまでした。

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