2015-11-08

イルプレージョ (il Pregio) イタリアン @渋谷区上原 代々木上原

タベログ通信 その122

オットの山形シェフが治療・秋休中なので、コンサートの後の夕食は、新しいところを探すことにする。

代々木上原のミシュラン一つ星イタリアン、イルプレージョ (il Pregio)、評判がよろしいようなので試してみることに。

フレンチよりの、イタリアンとかで、苦手のヌーベル系みたいであるが、今時のTOKIOのイタリアンなので、メインストリームちゅうことでしょう。

ネットで、下調べをしてみると

ディナータイムのコースは 9/28(月)より、少量多皿のおまかせコース3種類の提供にてご用意いたしております、とのことで、ちと、不安が募る。

さらに、
Abbinamento お料理に合わせたグラスワインセット
当日のお料理に合わせて様々なイタリアワインをグラスにて提供致します。
ボトルよりもお皿ごとにワインが合わせられてオススメです。
この機会にいろんなイタリアワインに触れてみてはいかがですか?

とホームページに。料理とワインのマリアージュとかいう、単純な田舎モンのガストロノミであるわが家には、敷居の高い、高度なコンセプトらしいのだ。

こまったぞい。でも、もう予約しちゃったんで、行くしかないよね。

ということで、代々木上原に。東口(駅の出口としては、ありえないくらい遠いが)からでると、ひかくてきちかくにある。ひでぇ、坂だけど。

3種類の少量多皿のおまかせコースのうち、真ん中の10品、10000円ほどのを注文。(品数変わっても、全体のポ-ションはおんなじと説明がある。親切)。メイン・ディシュは、変更可能とのことで、豚から+1400円の熟成肉にしてもらう。(テーブルごとじゃないといかんそう)

食前酒のメニューに、生ビールなしだったので、最初から、赤のボトルにしたいとお願いする。ネッビオーロが好きってつたえる。

10000円とちょいのバローロとバルバレスコがあったので、どう違うかきくと、サービスの女の子当惑、で、ソムリエ登場、的確なご説明をうける。

スッキリした飲みやすいというバルバレスコにする。(2010年は当たり年で、これからもっとよくなるんだそう。はやく飲みすぎちゅうことみたい。すまん)

Inizzio アミューズ
大根・スペック(生ハム)・檸檬・ケシのみのタルト  ペースト状でほんのり大根、よいスタートだ

Antippasti 前菜
秋刀魚の2種仕立て
 マリネ 茄子のストゥファート・肝のペースト(ちょっぴり、肝はもっとほちいんだが)・ディル・セルフィーユ・ペペロンチーノ・
 コンフィ(ま、かばやきね)・インカの目覚め(いも)とその皮のブロード・スプラウト

秋刀魚は旬だよなぁ。でも、秋刀魚で鮨や和食をこえるのムズイかな。

カボチャとフォアグラ  無花果もはいってた エスプーマになってて、スペシャリティだとか。たしかに、うんまい

バッカラ(塩鱈)とポルチーニ(ソテーとムース状) ぼちぼち

Primi Piatti パスタ
タリオリーニ(てうち)
 テネルーミ・浅利・マグロのカラスミ・檸檬  だいぶん、しょっぱい

スパイシーなクスクス  たしかにスパイシーで、いいかんじ 
 アスパラガス・ブロッコリー・長芋・大黒シメジ・アーモンド・ペコリーノ

Secondo Stuzzichini 間の一品
球体のフリッタータ(ゴルゴンゾーラ・胡椒・玉葱・蜂蜜) ??いみ不

Secondo Piatti メインディシュ
熟成肉の炭火ロースト ワサビとバルサミコ 低温でじっくり火を入れたとか ハムみたいでした

Pre Dolce お口直し

カッサティーナ リコッタ・セロリ・松の実

Dolce デザート
凍らせた洋梨のコンポートとそのピュレ
チョコレートのブディーノ・レモングラスのグラニテ  もうちょっと、がんばってほしい

赤ワイン
Vigin Barbaresco Noemy 2010


Vigin(ヴィジン)
伝統と革新を超越した、ニューエイジ
バルバレスコの新進気鋭の若手生産者。現在、ワインガイド各誌で高い評価を受けています。 2002年に弱冠22歳でワイナリー“Vigin(ヴィジン)”を創設。
トレイゾ近隣に5ヘクタールの小規模な畑を持ち、伝統を守りながらも独自の哲学に基づきその情熱をワイン造りに注ぎ込んでいます。
近年、トノー(500ml)の中樽を中心に熟成のスタイルを変えたことで、よりエレガントで華やかな仕上がりとなっています。 
“Vigin(ヴィジン)”の名前はファミリーネームの“Viglino(ヴィリーノ)”を読みやすいように、"l"と"o"を省いたもの。 
日本語を全く知らないダヴィデが絶妙な意味を持つことを知ったのはワイナリー設立8年後です。


モンテルシーノの単一畑で、Viginのフラッグシップとなるバルバレスコ。2010年は優良ヴィンテージとなりました。
発酵と醸しはステンレスタンクで15~18日間行い、トノー(500L)で20ヶ月間熟成させています。トノーでの熟成により、エレガントでタンニンも非常に丸く仕上がっています。
華やかなプラムやざくろ、バラの香り、そしてカカオ、鉄などの複雑な香りが広がります。

ワイナリー: ヴィジン
原産: ピエモンテ州/トレイゾ
容量/度数: 750ml/14.0度
ブドウ品種: ネッビオーロ100%

ていうやつみたい。ラベルが奥さんの顔だとか、なかなか、しゃれてるし、おいちい。


というかんじで、しめて、42000円ほどでした。

少量多皿とはいっても、それぞれ、ほどほどにポーションはあり、3時間ほどかかって食べて、お腹はいっぱい、でしたので、十分な量でしょう。

ただ、いろいろ、工夫が凝らされていて、なかなかの水準ではと思いましたが、悶絶の一皿には巡り合いませんでした。

どうやら、わたしどもは、田舎もん過ぎて、TOKIOの風には、相性が悪いようであります。ヌーベルが好みのかたがたには、きっと、違った評価がありそうなので、個人的偏向ありの感想と、ご承知おきください。



イルプレージョ (il Pregio)イタリアン
03-6407-1271
東京都渋谷区上原1-17-7 フレニティハウス 2F
小田急線・千代田線 代々木上原駅 東口より徒歩6分(
東口以外の出口のご利用は分かりずらいのでお勧めいたしません)
営業時間 11:30~13:30(L.O) 18:00~21:30(L.O)
定休日 水曜日・第一木曜日
[夜]¥10,000~¥14,999[昼]¥8,000~¥9,999
カード 可 (VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
サービス料10%
席数 18席
完全禁煙
駐車場 無(近隣にコインパーキング有)
http://ilpregio.jp/

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