2020-02-16

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ ホルン:シュテファン・ドール エブラハムセン/ホルン協奏曲(2019) ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調交響楽団 @NHKホール

ヤルヴィのブルックナー/交響曲 第7番をききにNHKホール へ。

前半
エブラハムセン/ホルン協奏曲(2019)
[NHK交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、 NTR土曜マチネ、シアトル交響楽団、オークランド・フィルハーモニー管弦楽団共同委嘱]

日本初演らしい。

北国の森の中で、木々のひそやかな呟きを聴いているような気分になる曲。あまりドラマチックな展開はないけれど、それが一層自然の息吹を感じさせる。

ちょっと前に聴いた細川俊夫さんの「嘆き」(凄く、えかった)みたいなアトラクティブで多彩な自然の響きじゃなくて、ずっと、静謐の中で佇んでいるような、なかなかに素敵な曲でありました。

後半。
ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調

1楽章
かなりゆったりと始まる。ヤルヴィらしく曲想が細かく描き分けられる。少しそれが耳について、ブルックナーとしてはちょっと小うるさい気がする。
N響もまだ鳴りがいまいちのような感じ。やっぱりヤルヴィ調かな。

困ったなぁと思っていると、2楽章に入って俄然オーケストラが鳴りだす。調子が出てきたみたい。

3楽章も踊るような流れで快調をキープ。

終楽章もなかなかに壮麗なフィナーレを築いてくれた。

ブルックナーらしい、響の厚みや奥ゆきはないけれど、ヤルヴィとしては、なかなかの出来じゃないでしょうか。

まあ曲が絶美なので、上を望めばもっともっとていう気がしますが、それなりということでいいんでしょう。

ああ、でも、つくづく、ヴォルフ=ディーター・ハウシルトの第7番、聴きたかったなぁ。





第1935回 定期公演 Aプログラム
2020年2月16日(日) 開場 2:00pm 開演 3:00pm
NHKホール

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ホルン:シュテファン・ドール
NHK交響楽団

エブラハムセン/ホルン協奏曲(2019)
[NHK交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、 NTR土曜マチネ、シアトル交響楽団、オークランド・フィルハーモニー管弦楽団共同委嘱/日本初演]

ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調





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