ミューザ川崎にノットの「大地の歌」を聴きに行く。たのしみ。
1曲目 武満徹:鳥は星形の庭に降りる
充実期の良作。初期ほど、激しくはないが、とげがあまりない後期ほどゆるくもない、適度な、緊張があって、非常に美しく、心地よい曲だ。ユルフンのメシアン聴いているよりずっといいんじゃないかしら。
2曲目 ベルク:演奏会用アリア「ぶどう酒」
ベルクとしては、情念のうねりみたいなものは、そう強烈ではないのかも。ソプラノの髙橋絵理さん、声がまだすこし若い感じでした。
休憩後 マーラー:大地の歌
なんとも絶美の曲であります。アプシートなんか聴いていると涙目になってしまうのをこらえ切れません。
ノット やっぱりマーラーが上手。ため息ものです。
きょうは、父の命日。その告別式でもながした曲を聴くということで、なかなか感慨深いものがありました。
東京交響楽団 川崎定期演奏会第96回 ミューザ川崎シンフォニーホール
2024.5/11 土 14:00
■ 指揮:ジョナサン・ノット
■ ソプラノ:髙橋絵理
■ メゾソプラノ:ドロティア・ラング
■ テノール:べンヤミン・ブルンス
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