2015-06-29

成蔵 (ナリクラ) とんかつ@新宿区高田馬場 その3

「沈黙」のあと、カーテンコールもそこそこに、高田馬場、成蔵 (ナリクラ)に。なにしろ、開店17時30分前にならばんと、第一陣で入店できない恐れがある。

10分くらい前に、無事到着、入店できた。あまり心配しなくても、まだ、半分以上、席が空いている。でも、10分ぐらいしたら、もう、満員。外で、待ちの行列が。やはり、早く来ないとダメみたい。

前回、沖縄ラグー・シャ豚ブリアン定食3700円で失敗したので、おとなしく霜降高原シャ豚ブリアン定食2590円にする。

もう少し高い雪室霜降高原シャ豚ブリアンというのもあったが、今回は、自重。

やはり、霜降高原シャ豚ブリアン、肉の味がしっかり味わえて、貧乏人の私の舌にあっている。おいちい。生ビール2杯飲んで、4000円ほど。満足の、夕飯となりました。ごちそうさま。

こんどは、雪室に挑戦してみるか。近所の、とん太にも行きたいが、どうすべい。

松村禎三 「沈黙」  @NNTT

松村禎三の「沈黙」を観にNNTTに行った。

初演を日生劇場で見たのは1993年ということだから、実に22年ぶりということになる。
その間、松村さんは上演のたび何回も改訂、そして亡くなったわけだ。

初演を見たオペラ初心者のわたしは、なにぶん暗くて暗くて、オペラというよりオラトリオ、なんだか、ドラマトツルギーとは無縁の作品という感じを受けて、正直、閉口したものだ。

松村さんの音楽は、なんとなく、音に情感というか、ある種の官能性があって、現代日本音楽の中で、一番気にいっていたので、日本にオペラは無理なのかなぁなどと、とても、残念な気がしたのを憶えている。

それに、ベルクの「ボツェック」や「ルル」にもいえるけれど、どんなに音楽が良くても、辛気臭すぎるオペラは、勘弁という、ヘタレな気分になっていたこともある。ま、若気の至りがなくなってきていたという事なんですな。

さて、「沈黙」ですが、現代日本のオペラの名作として定着しているみたい。今度は、なんと、NNTTの大ホールでやるらしい。

松村さんが、心を砕いて、上演ごとに改訂しているということだし、聞き手の私も、少しはオペラに慣れたので、また行ってみてもいいかと思ったのだ。

というわけで、松村さんの「沈黙」との久しぶりの再会、確かに私の見た日本のオペラの中では、ぶっちぎりの名作だと思ったのでした。何しろ、音楽が、私ぐらいの籐四郎にはちょうどいい、聴きやすさで、うっとり楽ちんなのだ。

オケの音も、東フィルだったからか、なかなかに、つややかな、響きがしていました。

それに、演出の力か、改訂で音楽に、劇性が増したのか、短い情景の連続という性格は、オペラ的ではないかもしれないが、なかなか、スムーズな劇進行で、わかりやすい。

あの、長い小説をオペラに仕立てたんだから、すごい、力技である。確か、リブレットも、松村さんが書いたんだよね。

舞台も、20年の差は、絶大で、オペラらしい、仕立てで、楽しませてくれます。

ということで、大満足の結果となりました。

で、またいく?

行くけど、疲れが取れたらね、という感じでしょうか。

いってみれば、「沈黙」のストーリーというか、主題ですが、転向というのは、確かに私の若い頃は、まだまだ、生々しい肉の臭いのする記憶だったわけで、切実なものがあったといえます。

さらに、信じる理想と現実の苦さなんて、なんだかドスト的な主題は、若い時には思い込みによるライブ感もあるわけです。

しかし、ジジイの立場に安住するようになると、自分自身のこととして、真正面に受け取るには、無理がある、という気がしてしまいます。

遠藤周作の「沈黙」が、なんというか、結局、直木賞的作品なんだよね、と斜に構えた受け取りをする、ま、ダメンズなわたしがおるわけです。

真性の実存主義的演劇っていうやつを、いったい、どんな顔をして見ていればいいのか、困惑してしまうということになります。

で、「沈黙」を聞いている時も、頭がもやもやして、困り顔って言う感じが漂いました。

松村さんは、わたしより、ずっとうえの世代ですから、転向の主題は、もっともっと、切実なものがあったはずです。

さて、幕切れの決定的瞬間、ロドリゴが踏み絵を踏んだとき、イエスは、「踏むがいい」といってくれたんでしょうか?転ぶも地獄、転ばぬも地獄の、不条理で立ちすくむ時に、絶対者は、答えてくれるんでしょうか。

久しぶりに、ジジイに、深い、疑問形を味合わせてくれた、松村さんの音楽は実に立派なものだと思います。

演奏も総じて、なかなかよかったんではないでしょうか。

ただ、このオペラの肝である、ロドリゴとキチジロウは、本当は、もっともっと、ドストエフスキー的凄みがないと駄目なんだと思います。とくに、キチジロウをまともに、具現化するなんて、よほどのことです。

小餅谷哲男(ロドリゴ)さんや星野 淳(キチジロー)さんがだめというより、誰に出来るのか、想像すらできません。

それに比較し、吉田浩之(モキチ)さんや、高橋薫子(オハル)さんは、オペラチックに気分よくきいていられました。

下野竜也さんも、上々の指揮ぶりだったと思います。

それにしても、子どもたちの民謡調の調べの美しいこと(でも、意味はエンガチョ、ってことだよなぁ)。ほんと、よいオペラでした。 



指揮 下野竜也
演出 宮田慶子
美術 池田ともゆき
衣裳 半田悦子
照明 川口雅弘

ロドリゴ 小餅谷哲男
フェレイラ 黒田 博
ヴァリニャーノ 成田博之
キチジロー 星野 淳

おまつ 与田朝子
少年 山下牧子
じさま 大久保 眞
老人 大久保光哉
チョウキチ 加茂下 稔
井上筑後 守島村武男 
通辞 吉川健一
役人・番人 峰 茂樹

合 唱 新国立劇場合唱団
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団

うどん 丸香 (まるか) @千代田区神田小川町

タベログ通信 その104

うどん 丸香 (まるか)は、何年か前、何度かいったことがある。確かに美味しいが、ちょっとだけ、遠い。必ず行列ということで、近くで済ますことが多くなった。

オペラの前の腹ごしらえ、定番は、新宿「慎」だが、近ごろ、円安のせいか、韓国の観光客で混雑しているし、この前は、味にも疑問符がついてしまったので、河岸を変えてみようと思ったのだ。

で、うどん 丸香 (まるか)なら、神保町、初台まで地下鉄一本10分であるのに気付く。タベログでも、いまだ、東京ナンバーワン、ということで、出かけてみる。

案の定、行列。でも、オペレイションよく、10人くらいいたけれど、10分で入店できた。行列中に注文を取ってくれて、昼の繁忙時なので、着席、ほとんど待つことなく、品物がでてくる。見事。これだけ客が次々来れば、茹でおきという心配もいらない。

まずは、つけ(ざるのこと。400円)。かしわ天(200円)。(げそ天は、するめいかが不漁で、取扱なしだそう。残念)。ビール小瓶*1。あとから(順番、訊いてくれた。さすが)、冷やかけ(400円)。

にゅるっとした弾力。こういうのが、本場的なんだそう。そういえば、前も、こんな感じだった。でも、好みとしては、始まったころの川崎「綾」の堅い「あたりや」系(讃岐本流では、ないらしい)なのだ。と、ある意味、再確認。

美味しいけど、私としては、新宿「慎」の復調を願いたいところだ。
〆て、1200円ほど。お安い。立派。

















うどん 丸香 (まるか)
東京都千代田区神田小川町3-16-1 ニュー駿河台ビル 1F
[月~金] 11:00~19:30(L.O.)(うどん玉がなくなり次第閉店)
[土] 11:00~14:30(L.O.)(うどん玉がなくなり次第閉店)
定休日 日曜日、祝日、年末年始
[夜] [昼] ~¥999
席数 29席 (大テーブル4人:5人、カウンター6人:6人、4人掛けテーブル×2:
店の外にも折りたたみ式のテーブル有り→なかった。)
完全禁煙
駐車場 無(近隣にコインパーキングあります。)

2015-06-27

鮨 裕 開店5周年記念イベント いわし祭り IN SUSHI YUTAKA @茅ヶ崎 その16

鮨 裕から、開店5周年記念イベントいわし祭り IN SUSHI YUTAKAのお誘いをうけたので、いつもお世話になっていることもあり、この種のイベントは苦手なんだが、予約を入れていた。

アファナシエフのコンサートのあとに、新宿から新宿湘南ラインにのりこみ、鮨 裕をめざす。

2 部制で、1 部 梅雨を楽しむ会(仮称・すべて主役の鮨12貫)フリードリンク。2 部 聖アントニオ祭り(仮称・前菜/主菜/メイン(鰯鮨)/デザート)ドリンクキャッシュオン(一杯500円)。会費各6000円ということらしく、われわれ夫婦は、2 部参加ということになった。

6月、ポルトガルの首都リスボンにはいわしを焼く煙とファドが街にあふれ出します。そこで、いわし祭りにことよせ、2部では、お食事とファドを同時に楽しんでいただく企画ということらしい。

Fadista 高柳卓也 www.fadotaku.com
Accompanhista 月本一史 http://mtec-pt.biz/  親方のギターの師匠

さんたちによる、ファドの夕べという、ものだった。

信州地ビール*2 ポルトガル白ワイン*3 冷酒*2(奥さん、日本酒がいいとわがままなお願い)

夏野菜のかんてん仕立て、いわしと自家製アンチョビ、じゃがいも、とまと(酸味あり)、たこ(ゆで)
いわしのおしずし いわしのにぎり
いわしのやきざかな  など

鰯をつまみながら、ファドをきく、という、なかなか楽しいイベントで、会の最後は、親方が、ポルトガルギターで参加という、サプライズがあった。

ポルトガルギターなかなか繊細で、素敵な楽器である。(親方の演奏は!?!て感じ。エヘヘ)

鮨 裕さん、5周年おめでとう。これからも、よろしく。

ヴァレリー・アファナシエフ ピアノ・リサイタル @紀尾井ホール

ヴァレリー・アファナシエフのピアノ・リサイタルに紀尾井ホールに行く。

前半はベートーヴェン、ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」/第14番「月光」

後半はショパン、ポロネーズ 第1番/第6番「英雄」/
               第2番/第3番「軍隊」/第4番
アンコールにマズルカ第49番イ短調

話に聞いたとおり、激遅、なんというか、やはり、いってみれば自閉的な演奏かなぁ。音をとても大事にしているんだわね、と奥さん談。まあ、そういうことか。シューベルトなんか、あうかもね。しいて、行こうとは、思わないんだけれど。

2015-06-26

フェルミンチョ ボカ(FERMiNTXO BOCA) スペイン料理 @港区六本木 アークヒルズサウスタワー 1F

タベログ通信 その103

コンサートのあと、後輩がワインでもどうですか、というので、後輩のお連れ含め、4人で、雨の中を歩き出し、なんとなく、頭にあった、フェルミンチョ ボカに。
飛び込みなので、入れるかどうかわからなかったが、予約のグループに一人、欠が出たとのことで、4人のテーブルを確保。ラッキーである。

ここの本店フェルミンチョは、カサマイアでチラシをみて、1度だけ行ったことがある。ぶっちぎりでカサマイアの勝ちと思ったが、サントリーホールへんの食事処としては、チョイスにいれてもいいかも、と思った記憶がある。その支店がサントリーホール間近のアークヒルズサウスタワーに出店ということで、どんなもんか、と思っていたのだ。

イベリコ豚のチョリソ 980円
トリッパと豚足のマドリード風煮込み”カジョス” 680円
魚介のフィデウア 1280円   ああ、カサマイアが恋しい

などを頼む。


11時5分前に時間切れですということで、1万円おいて、新宿までダッシュとなりました。後輩、○○○にお住まいなのでと、かわりに、言い訳をしとりました。

フェルミンチョ ボカ、六本木なんで、こんなもんか、ということで、やはり、カサマイアに較べるのは鼻から無理でした。

帰って、奥さんに、カサマイア東京にあったら、わたしらなんか、とても、予約できない繁盛店になちゃってるなぁ。玉川学園にあってくれて、わが家的には、ハッピハッピなんだなぁ、としみじみ、いっちゃったりすることになりました。


フェルミンチョ ボカ(FERMiNTXO BOCA) スペイン料理
03-6426-5760
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 1F
東京メトロ六本木一丁目駅徒歩4分
[月~金] 11:00~23:00(L.O.22:00) [土] 11:00~22:00(L.O.21:00) 定休日 日曜、祝日
[夜]¥6,000~¥7,999[昼]¥1,000~¥1,999
席数  18席
完全禁煙
駐車場 有
空間・設備
カウンター席あり



二期会WEEK2015 第5夜  ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート @サントリーホール ブルーローズ

ヴァイオリンの岩井真美さんを応援している、大学の後輩から、チケットのプレゼントがあり、サントリーホールのブルーローズにでかける。

どんなコンセプトのコンサートか知らなかったが、ロシア物を中心にした構成のようだった。

チャイコフスキー・アレルギーの症状が激しい私だが、唯一、気に入っているのは、エフゲニー・オネーギンみたいな、歌ものであることを、始めの曲を聴いて、思い出す。

そう、オネーギンは、素敵なオペラだ。

バリトンのヴィタリ・ユシュマノフは、ロシア出身のなかなか、かっこいい歌い手で、イタリア声でない、うちにこもった情感をふくむ、なかなか素敵な、歌いぶりである。

テノールの松村英行さんは、舞台進行に大活躍だったけど、好きだといっていた、ロシア歌曲より、最後のほうに出てきたイタリアものの方があっていたみたい。

でも、大好物のラフマニノフもあったりして、ロシアのうたって、いいなあ、としみじみしてしまいました。

アンコールに松村英行さん、ピアノの弾き語りで、人知れぬ涙?星は光りぬを。楽しく会をしめくくっておりました。

チャイコフスキーの歌曲のCD買おっかな。




二期会WEEK2015 第5夜
ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート~愛をこめて~

テノール:松村英行
バリトン:ヴィタリ・ユシュマノフ

ピアノ:田口真理子
ヴァイオリン:岩井真美
チェロ:小野寺まさよ

プログラム:
 <第一部>
  オペラ『エフゲニー・オネーギン』(チャイコフスキー)より
    「ポロネーゼ」 <ピアノトリオ>
  オペラ『スペードの女王』(チャイコフスキー)より
    ゲルマンのアリオーゾ「天上の人よ、お許しください」 <ヒデユキ>
    エレツキー公爵のアリア「あなたを愛しています」 <ヴィタリ>
    ゲルマンのアリア「我々の命は?賭けだ!」 <ヒデユキ>
  「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ) <ピアノトリオ>
  オペラ『イオランタ』(チャイコフスキー)より
    ロベルトのアリア
      「俺のマチルダにかなうものがいるだろうか?」 <ヴィタリ>
    ヴォデモンのロマンス
      「いや、情熱的な美女の誘惑は僕にはさっぱり魅力がない」 <ヒデユキ>
 <第二部>
  「私の畑よ」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
  「ただ憧れを知る者のみが」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
  「この夏の夜」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
  「ドンファンのセレナーデ」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
  「アヴェ・マリア」~「リベルタンゴ」(ピアソラ) <ピアノトリオ>
  オペラ『アンドレア・シェニエ』(ジョルダーノ)より
    ジェラールのアリア「祖国の敵」 <ヴィタリ>
  オペラ『フェドーラ』(ジョルダーノ)より
    ロリスのアリア「愛さずにはいられないこの想い」 <ヒデユキ>

鮨つかさ @中央区築地

タベログ通信 その102

コンサート前の腹ごしらえ、鮨にしてみたら、と思いつく。

今まで、どうせ鮨を喰うなら、おちゃけも飲んで、まったりと、ということで、選択肢に入れていなかったのだが、7時開演に間に合う、うまい飯屋ということでは、鮨が最有力候補ではと、気がついたのだ。

そこで、前から気になっていた、鮨つかさ、何でも、握りが上手くて、早いという評判で、こういう場合、最適なのではと、思ったのだ。

で、予約の電話、40分くらいで、チャチャッと喰べたいんですけれど、大丈夫ですか?と聞くと、大丈夫、出来ますという、力強いご返事が。で、お願いすることに。

予約時間の17時30分入店。
初めてなのに、わがまま言って、ごめんなさいね、というと、ぜんぜん、構いませんと、フレンドリイなお応えが。

タベログでは、口数少なとかいうことでしたが、わたしがジジイのせいか、いろいろスムーズな会話で、ご主人、いたって、低姿勢なおひとだと知れる。

実は、友人の応援している演奏会に誘われていて、義理で、サントリーホールへ、7時までいかなきゃいけないんで、一見なのに、ワガママ言ってるんです、と言い訳。

親方、一生懸命やってみます、と、優しいお言葉でした。
ジジイなんで、何喰ったか、すぐ、わすれるんで、メモするけど、許してねと、お断り。

おまかせ、どの位いけますかと聞くので、10貫は、楽勝ですと伝え、スタート。

ビールは瓶ですとのことなので、最初からお茶にする。

少しあたたかめの酢飯。白酢で、甘めかな。(今は赤酢が多くって、と気にしてるみたいなお言葉が)。今風の、にきりタイプ(これも、少し甘めかも)。

まこがれい
だるまいか  東京湾のものとか。細く切って、握ってくれる 切るんですね、というと、これは、筋をきりますと
あかみ  さっぱり
中とろ
たいらがい
蒸しあわび つめつき
あじ  しこんだ生姜を感じた

ここで、初めて、ガリ登場

こはだは、今日は大き過ぎてありません とのこと、
新子はまだ小さ過ぎです、とか、
そうですか、3 まいづけくらいにならなくちゃ、美味しくないもんね、というと、
昔は、7まいづけもやってましたが、3まいぐらいが、ふわっとして、いいですと、意見があう。

たこ  腰のあるゆであがり つめ
うに軍艦   香り豊かだが、わたし、基本、うににこだわりなし
あなご つめ とろっと系、うまいね、わたし、笹やきよりこのみですというと、嬉しそうでした
親方、〆は、穴子巻きでいきます と、いうことで、終了。ぴったり、40分で終了となりました。

お茶をかえてくれて、お勘定、8000円。安いですね。ありがとうと、お礼を言う。

一見さんには無口という評判でしたが、全然、そんなことはなく、お客に気を使ってくれる、物凄く、腰の低い職人さんでした。

いってみれば、良い意味で東京の田舎風っていう感じでしょうか。グルメ専でない、日常づかいむきのお寿司屋さん、ということではないでしょうか。




鮨つかさ (すしつかさ)
03-5565-8334
東京都中央区築地3-12-1 多喜川ビル 1F
[月~金] 11:00~13:30 17:30~22:00 [土] 17:30~22:00
定休日 日曜・祝日
[夜]¥10,000~¥14,999[昼]¥1,000~¥1,999
カード 可 (JCB、AMEX)
個室





2015-06-24

アジサイ 荻窪公園 @群馬県前橋市荻窪町

赤城山南腹に造られた荻窪公園で、10種1万株のアジサイ園が見事とのこと、前橋に行ったついでにと、時間がない中、急いで見物に行く。

なかなかの規模で、相模原北公園にも負けていないくらいだが、アジサイの種類ではかなり、劣っているかもしれない。

都会の中の緑の公園というより、田舎の散歩道という感じで、洗練されたディスプレイではないが、これは、これで、地域特性なんで、いいのだろう。

アジサイが、もう、終りに近いのが、残念だったかな。

















前橋荻窪公園
 日帰り温泉「あいのやまの湯」に隣接し、農村物直売所も有る
  花期:6月中旬~7月中旬
  場所:群馬県前橋市荻窪町530-1
        (道の駅赤城の恵・あいのやまの湯脇)

凡味 そばきり そば @群馬県高崎市問屋町西

タベログ通信 その101

前橋にきたので、昼飯はやはり群馬のそばかということで、ほど近い高崎市の凡味 そばきりにいってみる。
タベログでは、なかなかの高評価だ。

趣ある古民家風の一軒家ということだが、もう少しで、しもた屋といった(ごめんね)、ほんとの古=民家だった。

しばらくすわって順番待ち、天せいろ(¥1910)と田舎そば(¥780)を食す。

せいろのおそばは、田舎風の殻のしっかり入ったもの。ごく冷たく〆てあって、美味しい。
(わたし、冷たく〆てあるのは、大好きなんだが、本当は、過ぎたるは及ばざる、なのかもしれない。富山の松乃寿司 の老大将が、冷酒じゃ、みんな、おなじようなもんだ。といった言葉に、おお、と思った記憶が鮮明) 
腰があるというより、堅いといいたいくらいの食感。二八じゃなく、一九と言っていた人がいたが、そうなのかもしれない。

そばの量が、少ないという情報もあったが、普通と思われる。高級店で、これ以上は、ありえんでしょう。竹やぶ」流には程遠い、十分な分量でした。二つ食べたんで、腹いっぱいでございます。

天ぷらは、そばやの天ぷらなので、まずくないけど、頼まなくてもよかったかも。(天ぷら専用のつけ汁がついて、ありがたかったが

田舎そばは、幅広で、十割なんだろうが、せいろが九のせいか、違いは、その幅の広さだけみたいな感じでした。これなら、せいろがいいなあ。

つけ汁は、しっかりかつをのきいた、いかにも関東風の濃いものせいろも田舎も同じかな熟成感はないけど、東北産の田舎舌なので、きらいではない。

いろいろ文句垂れたけれど、そばの産地、群馬の名に恥じないおそばで、十分に美味しいと思いました。



群馬県高崎市問屋町西1-8-6
11:30~14:30 17:30~19:30
定休日 火曜日
[夜][昼]¥1,000~¥1,999
席・設備
個室 有6人可 (実は、外から入る離れがあり。)
完全禁煙 (2010年4月より全席禁煙になりました)

駐車場 有(店の前にスペースあり、5台程度止められる。店の脇に9台分あり)

マイクロ精機  SX-111FV 修理にチャレンジ 正気か?

B&W 803Dのダイアモンドツイーター大修理(166,440円也)の難行をクリアしたあと、もうなんにも恐れるものはないゾ状態に突入。

そこで、浮上したのが例のターンテーブル鳴きが止まらず、産廃状態にある、マイクロ精機SX-111FV(本体27kg、ポンプ(RP-1110)7kg) の修理である。

以前、ネットをふらふらしていたら、SX-111FVの修理実績ありで、写真まで掲載されているamp修理工房(前橋市)さまを発見、もしかして修理が可能かもと、衝撃を受けたことがありました。

でも、そう頻繁に使うわけではないLPプレーヤーに10万以上の修理費用を払うのは、ということで、自重に自重をかさねていたわけなんです。

しかし、B&W 803Dのダイアモンドツイーター大修理の危機を乗り越えたわたくしという訳で、タガがはずれてしまったのであります。

で、amp修理工房さまにメール、「修理品が集まり過ぎました 受付停止します。修理問合せは OKです。」とのことですが、受付の順番待ち等、なにか、対応していただくことができますか。と、泣きつく。

すると、「現在修理品の山で、修理開始、9月です。問い合わせメールの時期と機器を送られてきた期間が異なると、修理開始時期は先に伸びます。」という、有難い回答が。

で、梱包するなんて、難しくてできないので、「車で、持ち込みます。」と返信。

今日、前橋まで、遠征となったのでした。

amp修理工房さま、なかなか、お話し好きで、真空管や、トランスなど、オーディオのディープなお話が尽きません。1時間ほど、拝聴し、工房をあとに。

その後、群馬のおそばを堪能する昼飯をめざすことになりました。

修理がうまくいって、SX-111FVのターンテーブル鳴きが解消するといいんですが。いつごろ出来上がるんだろうか。それに、いかほどかかるのか。前途遼遠、結末はまだ、はるか霧の中なのであります。

2015-06-20

なかがわ 天ぷら@築地 その5

ところざわのゆり園でぐったりしたあと、本日のメインベント、築地のなかがわにむかう。
おくさん、なかがわのてんぷらときいて、ニコニコであります。
5時からならば、カウンター2時間大丈夫です、というので、時間は充分ですと、お願いしてある。

おまかせ、キリンラガー(小)、冷酒*3

つきだし そらまめ
えび 2
きす
きんぽう 時期もの
谷中しょうが
あおりいか
うに おおば  初めての頃より、随分、おいしいくなってる。えらそう。
めごち
あゆ  これも季節
あなご
まるじゅう
アスパラ
しいたけ
なす  とろとろ
かきあげ で 天どん(わたし)、天ちゃ(おくさん)
あおやぎがなくって、しばえびで凌いでます、とのこと、(いや、おいしいよ)

〆て、30000円と少し(2人)。今日も、ごちそうさまでした。

かべの飾りが変わり、陶芸作品になってる。おくさん、あれは、かえる?ときくと、ご主人、おしい、「か」だけ、あたりです。かめだそう。

なかなか、人気のある若手作家で、すぐに、売れて、手に入らないみたいですよ、と教えてくれる。さすが、アルバイトは専芸大生の店だけあるね。


ところざわのゆり園 @埼玉県所沢市上山口

ところざわのゆり園は、50種類・約45万株ゆりが咲くということで、以前から気になっていたところだ。とくに、スキー場の夏対策でない、平場のゆり園ということで、期待してしまう。

今は、早咲き種すかしゆりが見頃ということで、なかがわのてんぷらを食べに行くのにあわせ、方向はだいぶ違うが、出かけることに。

オットにいくときにしかほとんど乗らない西武レッドアローに池袋からのりこむ。
所沢で乗り換え、西武球場前駅で下車。

駅から徒歩3分ということだが、ニコン D800E &Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2をぶらさげて、レンズ2本(AF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8G (IF)とAF-S NIKKOR 35mm F1.4 G)、プラスCANON EOS Kiss X7 & EF-S24mm F2.8 STM をリュックに背負い ベルボン Geo Carmagne N635M まで、肩にかけるという、無様な姿で、とっても、重い。

こりゃあ、きちがい沙汰だよ。もう、めげそうである。

とはいえ、ゆり園は、なかなかなものでした。、民間施設で、入場料1,000円とるだけはあります。また、行こおっと。





































ところざわのゆり園
埼玉県所沢市上山口2227 池袋線「西武球場前」駅 徒歩3分
TEL.(04)2922-1370 ※5月下旬~7月中旬お問合せ可

2015年の営業のご案内
■営業期間=2015年6月6日(土)~7月上旬(予定)※開花状況により変更あり
■営業時間=9:00~17:00(最終入園16:30)
■入園料=おとな(中学生以上)1,100円 / こども(4才~小学生)350円 ※料金はすべて税込み価格

大戸屋 池袋東口店 定食 @豊島区東池袋

タベログ通信 その100

池袋でお米の美味しい定食屋ということで、タベログを検索し、大戸屋 池袋東口店に白羽の矢をたてる。

池袋は不案内なので、お店を、うろうろ捜し歩き、やっと発見、入店。

わたし、さばの炭火焼き定食(税込:837円)、おくさん、五穀ご飯のたまご雑炊(税込:781円)を注文する。なんだか、妙に、安すぎないかと不安がよぎる。ビンゴ!!

値段どおりの味でした。大かまど飯 寅福などに比べ、あまりにもひどい。値段半分なので、あたりまえといえるわけですが。

タベログ通信 その100店目なのに、こいつぁあいかんこっちゃなあ。二度と喰わんぞ。自らの、インターネット・リテラシーのなさを、思い知ったのでありました。




大戸屋 池袋東口店 定食・食堂
03-3985-6134
東京都豊島区東池袋1-1-10 新新園ビル 1F
池袋駅から240m
7:00~23:00(L.O.22:30)
[夜] ~¥999[昼] ~¥999
席数 69席
完全禁煙
http://www.ootoya.com/

2015-06-16

ハナショウブ 県立相模原公園 「水無月(みなづき)園」 @相模原市南区下溝

県立相模原公園のハナショウブ を見に行く。

ここは、何回も来たことがあるが、118種約2万6千株とかで、それなりに、見ごたえのあるところだ。

きょうは、奥さんをつれ、期待をもってでかける。
 
ところが、6月14日に「しょうぶまつり2015」があったばかりで、最盛期のはずだが、菖蒲園の1/4ほどしか、菖蒲が咲いていない。

こんなひどい状態は初めてである。花は、生き物だから、難しいところがあるんだと思うが、これでは、あんまりである。

公園入り口の「水無月園」はなしょうぶ見頃6月中・下旬ののぼり旗がむなしい。


指定管理者は、公益財団法人神奈川県公園協会・株式会社サカタのタネ グループとかいうことみたいだが、責任を果たしておらんだろう。

来年は、是非、リベンジして欲しいもんだ。黒岩(県知事)くん、下らんことしてないで、しっかり、仕事をしてちょうだいね。











2015-06-15

鮨一新 (イッシン) @台東区浅草 観音裏 その7














明治神宮の花菖蒲園で時間を潰したあと、観音裏の一新にいく。

先客が3人一組、あとから、会社グループみたいな一団(5名ほど、鮨屋で名刺交換。関西訛り、珍しい光景です。)遅れてきた、ひとりは、やあ、駅から遠かったなどと、席に着くなり弱音を。
おもわず、ご主人と目が合って、にやり、という展開がありました。

生ビール*2 冷酒 菊姫、木綿屋

さきづけ
じゅんさい
しろえび
ずわい、かにみそあえ
おにかさごのかわ


うすづくり
まごち
まこがれい

あかがい、
みるがい、
たいらがい あぶり

かつを なま  これで、もどってくるまで、終わりです、とか

のりの佃煮

焼き物 あゆ 

まだ、つまみますか ときくので、
もうにぎってください、 これでも、鮨喰いにきてるんですよというと
ご主人、酒飲みにきてるのかと思いましたですと あはは

こはだ
あじ そろそろ、気分が乗ってきましたね
まかじき づけ
まぐろ づけ
おおとろ
おにかさご こぶじめ
えび ぼいる
しゃこ こもち
はまぐり
あなご

かんぴょうまき

これで、おわりですが、
というので、たまごがほしいというと、
きょうは、えびがはいらなっくて、できませんでした、とのこと、
へえ、そういうこともあるんだ、海があいてだから、しょうがないよね

じゃあ、

ということで、こはだをいただく。

〆て、20800円。ちょうどでいいです、とのことで、ごちそうさまでした。

まだかざってある仲居さんの写真に、目礼して、店を後にする。

B&W 803D スピーカー・ベース?  (株)遠藤材木店

B&W 803Dが、なかなかに素敵なので、さらなる環境整備の気力が湧きあがる。

わが家のしょぼいリスニング・ルームは木造2階なので、どうしても、床の強度が貧弱ぽいのだ。

VITAVOX Bitone Majorのほうは、2階を増築するとき、いちおう、床下の補強をしたので、まあ、おまじない、程度の対応ができているのだが、期待の新人、B&W 803Dは、普通の床に、ただ置いているだけなので、いかにも、心もとない。

そこで、スピーカーの下に、木製のベースを置いてみたらと、思いつく。

どうしたらよいか、わからんので、ネットで、東京の老舗、材木店を検索すると、(株)遠藤材木店さまが、ヒットした。なかなか、元気そうなお店だし、新宿御苑前駅徒歩3分とかで、アクセスもよさそう。

で、スピーカーの下に敷く、木のベースが欲しいんだが、相談に乗ってくれる、と電話すると、女の人が、いろいろあるので、実際にきて、選んでみたら、とおっしゃる。

おさそいにすぐ乗って、出かけてみることに。

電話に出た、女の人(なかなか美人。社長の奥さんみたいね)に、案内されて、シナランバーとか、ラワンの合板とか、いろいろみていくと、杉材の一枚板をみつける。ほかの杉材より、明らかにズッシリ重い。内側の大部分が黒味を帯びている。

杉材が、スピーカーのベースに良いとか聞いたことないが、素直単純なもので、この重量に、くらっときてしまった。4.5センチ厚で、ご希望の66cm×66cm×2が余裕でとれる。

社長も来て、これ、スピーカーの下に敷くの。もったいないなぁ。でも、いいやつですよ。とおっしゃる。

もう、これにしよう。

大きいので、細工は外注になるから、見積もりをファクスしますというので、お願いして、店を出る。

帰ってきたら、もうファクスが。
杉板(750*1490*45mm)25,000円。加工代27,000円。高速代等々で、56,640円也だそう。

B&W 803Dちゃんのためだもの、ここは、奢ってやらないと、ということで、翌朝、さっそく、(株)遠藤材木店に注文を出す。

いつ出来上がってくるんだろう。わくわくでございます。

でも、音への影響という点では、はなはだ、確証がもてないところで、出たとこ勝負なわけなんですが。プラシーボ効果に、期待ということでしょうね。アセ、アセ。



(株)遠藤材木店
電話番号 03-3352-7521
FAX番号 03-3352-7524
住所 (〒160-0022)東京都新宿区新宿1丁目17-16
東京メトロ 丸ノ内線・新宿御苑前駅徒歩3分

明治神宮 御苑の花菖蒲 @渋谷区代々木神園町

明治神宮の御苑の花菖蒲を見に行く。ここは、規模は大きくないものの、都心とは思えない環境に、約150種、約1500株とかいう花菖蒲があって、それなりに、趣深いところだ。

菖蒲田は、明治30年、明治天皇が苑内の隔雲亭で静養されてる皇后のために、 全国各地からハナショウブの優良品種を集めて千数株植えたことにはじまる。ということで、由緒深げなんである。

菖蒲を見た後、時間があるので、本殿を参拝。家内の安寧をお願いする。(ここは、国家鎮護専門で、筋違いかしら)。まあ、ええか。