2024-05-04

Salicus Kammerchor第9回定期演奏会 ハインリヒ・シュッツの音楽vol.4 《白鳥の歌》@ 台東区生涯学習センター ミレニアムホール

シュッツを生演奏で聴きたいというのは、長年の念願で、それがかなったのは、2021年に市ヶ谷の教会であったムシカ・ポエティカという団体のコンサートでした。

ただ、ムシカ・ポエティカはほぼアマチュアという団体だったので、教会で素人の讃美歌を聴いたという感じはいなめず、もう少し、レヴェルの高い演奏も聴いてみたいと思ったのは正直な感想でした。

そんなところ、Salicus Kammerchorという団体の第9回定期演奏会で、シュッツの 《白鳥の歌》をやるというのを偶然ネットで発見、チケットをゲットして、なんだか、かなり僻地にある台東区生涯学習センター ミレニアムホールに 楽しみにしながら、でかけたのでした。

Salicus Kammerchorは東京藝術大学バッハカンタータクラブを背景に持つ団体ということで、専門の音楽の教育を受けたプロという感じです。この団体、バッハを中心にルネッサンスや、バロックなど多様な音楽を演奏しているようで、なかなか、面白そうな合唱団でした。

で、シュッツの《白鳥の歌》ですが、正直、初めて生でシュッツのまともな演奏を聞けて、極めて喜ばしいという感じです。

そして、この団体は、多様な様式の古楽を手掛けているだけあって、ガチガチのゲルマン精神によろわれたシュッツというより、もっと多彩で、色どり豊かなシュッツでした。

シュッツって、イタリア留学して才能が開花したんだっけなあと納得できるような演奏で、聞いていてとても麗しい時間を過ごすことができました。

Salicus Kammerchoには、今後も、シュッツをきかせて欲しいもんですが、これがシュッツシリーズの最終回らしいので、残念ですが、無理みたいです。

どうか、そんなこと言わないで続けてくださいな。お願い。

あと、見果てぬ夢の夢といえば、ドレスデン聖十字架合唱団で生のシュッツを聴くことですが、死ぬまでかなわぬ僥倖なんでしょうなぁ。涙。





Salicus Kammerchor第9回定期演奏会

ハインリヒ・シュッツの音楽vol.4  《白鳥の歌》

Heinrich Schütz

ハインリヒ・シュッツ​《詩編119 白鳥の歌》

演奏:Salicus Kammerchor

指揮:櫻井元希

2024年5月4日(土)14:00開演(13:30開場)


台東区生涯学習センター ミレニアムホール


Salicus Kammerchorは第6回定期演奏会からハインリヒ・シュッツの音楽に取り組んでいます。

シリーズ最終回となる今回は、彼の晩年の大作『詩編119』を演奏いたします。

この作品集はシュッツが最後に作曲したことから《白鳥の歌》と呼ばれています。

シュッツは自らの死への備えとして、自分の追悼説教の題辞として詩編119編第54節を選び、

クリストフ・ベルンハルトにこのテキストに基づいたモテットの作曲を依頼しました。

この曲が現存しないのは非常に残念ですが、完成し彼のもとに届けられたそうです。

シュッツは自らもこの詩編119の全体に作曲し、これを生涯最後の作品として仕上げました。

今回はこの記念碑的作品を全曲演奏いたします。

シュッツが生涯の最後に何を観たのか、皆様と共に味わう機会になればと思っております。


Salicus Kammerchor


Soprano : 相澤紀恵 鏑木綾 小林恵 徳田裕佳

Alto : 金成佳枝 上村誠一 高橋幸恵 渡辺研一郎

Tenor : 金沢青児 菊地海杜 佐藤拓 柳嶋耕太

Bass : 大村燎平 小藤洋平 鳳城昊 松井永太郎

Vne. : 角谷朋紀

Org. : 新妻由加

2024-04-27

土曜マチネシリーズ 郷古 廉&北村朋幹 ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル
 @ 青葉区民文化センターフィリアホール


郷古 廉&北村朋幹 ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル
を聴きにフィリアホールへ。

郷古 廉さん、正直あまり知らない人だが、2024年4月からN響の第一コンサートマスターになったらしい。


日本の男性の若いヴァイオリニストって三浦文彰さんぐらいしか知らないので、なかなか楽しみ。

で、郷古さん 少し線が細いが綺麗な音。シャープでクリアな演奏。ただ、ガッツリ ドイツ音楽 ベートーベンを聞いた感じはあまりしなかった。

いまのところは、現代ものがあってるのかも。シェーンベルクの幻想曲は良い感じでした。


で、また聞きたいかというと、微妙かな。女性の若いヴァイオリニストはいっぱい良さそうなひとがいるみたいなんだがなぁ。



2024年4月27日(土) 14:00開演(13:30開場) 16:00終演予定


Saturday 27 April 2024, 14:00

土曜マチネシリーズ  第8回

郷古 廉&北村朋幹 ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル


Goko Sunao & Kitamura Tomoki Violin&Piano Duo Recital

公演時間 Duration:

約120分

休憩 Intermission:あり(約20分)

青葉区民文化センターフィリアホール



 

出演者Performers

ヴァイオリン◎郷古廉
ピアノ◎北村朋幹

GOKO Sunao, Violin
KITAMURA Tomoki, Piano


プログラムProgramme

ベートーヴェン◎ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 Op. 23


武満徹◎悲歌(エレジー)


ヤナーチェク◎ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7


シェーンベルク◎幻想曲 Op.47


ベートーヴェン◎ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op.24





峻厳、鮮烈!異なる個性が世界に刻む、渾身のデュオ

現代のヴァイオリンとピアノの在り方を、真摯に追及する二人。
ソロ・室内楽に加え、近年ではN響ゲスト・コンマスとしてオーケストラ・ファンにも名声が広まるヴァイオリニスト・郷古廉。ロマン派からジョン・ケージなど現代曲まで広い領域のピアノ作品の紹介に精力的に取り組むピアニスト・北村朋幹。それぞれ登場経験のある二人の名手、意外にもフィリアホールでデュオでの登場は初になります。とはいえ、同世代としてすでに頻繁に共演し、息の合ったアンサンブルを披露してきた二人、その相性の良さはすでによく知られるところです。
二人の演奏に共通するのは、音色に対する現代的で鋭敏な感覚と、歴史研究の結果として導き出される、踏み込みの深い表現。今回提示されたプログラムも、その美質を存分に味わえる名曲が揃っています。武満、ヤナーチェク、シェーンベルクと、深い感性と正確な技術がなければ制御できない難曲に加え、冒頭と最後に置かれたベートーヴェンのソナタは、郷古氏が近年腰を据えて取り組んできた曲でもあります。特に名曲「スプリング・ソナタ」で、二人はどのような世界を見せてくれるのか? 乞うご期待!


 

2024-04-25

笠間つつじまつり 笠間つつじ公園 @ 茨城県笠間市笠間

去年、初めて行った笠間のつつじがとてもよかったので、またいくことに。

今回は首都高経由の常磐道だったので、東京脱出だけで1時間半もかかり、公園到着は2時過ぎになってしまう。(事前に蕎麦もくったし)

駐車場は満杯、ちょっと離れた臨時駐車場にやっとはいる。坂道を上がって、第三ゲートに。まあ、裏側からっていうことになるのかな。

でも、つつじは、本当に、素敵。昨日雨が降ったせいか、とっても瑞々しい。これは、ほんとうに見事だった、去年の上をいっているみたい。大満足でした。

笠間のつつじはさつきみたいに花が小さいけれど、樹は、大きくて、独特な感じがします。

笠間って、やたら遠いけどね。

復路は、渋滞回避のため 首都好中心部を避けて首都高速中央環状線C2経由、有明jctから3号線の大回りルートで帰還しました。












































■笠間つつじ公園 第52回 笠間つつじまつり

開催期間:2023年4月15日(土)~5月7日(日

[TEL]0296-72-9222(笠間観光協会) 7haの園内に約8500株

[住所]茨城県笠間市笠間616-7(笠間つつじ公園)

[営業時間]8時~18時

[定休日]期間中はなし

[料金]高校生以上500円

[アクセス]北関東道友部ICより車で15分

[駐車場]500台

7haの園内に約8500株


狸庵 つたや (タヌキアンツタヤ) そば、うどん @ 茨城県笠間市笠間1279

笠間のつつじ見物のまえに腹ごしらえと、そばやへ。

でも、事前計画の尚庵も十割そば 紅葉亭も臨時休業。つつじまつり期間だっちゅうに、やる気が感じられません。

急遽、Google Map様にお伺いを立て、どこでもいいからと、老舗だという笠間稲荷近くの狸庵 つたやさんに。

門前のそばやというと、善行寺門前のげろまず蕎麦屋が頭をよぎるが、まあ。緊急事態。

出てきたお蕎麦は、ちょっと黄色みがかった、機械打ちぽい細くてまあるい細麺でした。

山芋のつなぎとかで、かなり硬い、汁は昔ながらの濃い関東風。でも、門前の参詣客向けのお店としては、いいんじゃぁないでしょうか。

常陸秋そば使用だそうですが、いまどきの、拘り満点の蕎麦とは、路線が違うので、そう思えばいいんだよね。

ちょっと、おっかなびっくりだったので、まあまあでした。そばいなりというのが名物らしいですが、もちろん、たべていません。





狸庵 つたや (タヌキアンツタヤ)

創業明治8年!蕎麦一筋の狸庵つたや!笠間名物そばいなり発祥の店!!

狸庵 つたや

山芋のつなぎを使った手打ち蕎麦が自慢の狸庵つたや。

先代からずっと続くヒゲタ醤油と、昔ながらのみりんを使って作るつゆは、

鰹節・鯖節・昆布のダシが効いたまろやかな旨味が特徴です。

老舗ながらの昔の味を、当時から続く素材を使い守り続けています。

素材にこだわるのは、お客様をおもてなしするための最低限のマナー。

それがこの店の信念です。また元祖そばいなりは涼しくなる9月中旬~7月初旬にお楽しみ頂けます。

2時間近く煮込んだ自家製いなりは絶品です。伝統の味は他店では食べることのできない美味しさ。

是非一度味わってみてください。



重厚感ある店構えは笠間の中でも随一の古さ!隣のギャラリーでは

地元作家さんの陶芸品も展示販売しています



おすすめポイント・メニュー

◇かけ 650円 ◇たぬき 750円 ◇きつね 750円

◇えび天ぷら 1200円 ◇麺セット 1100円

◇そばいなり 370円 など


住所 〒309-1611

茨城県笠間市笠間1279


アクセス 笠間稲荷神社前参道前、笠間稲荷門前通り沿い。

電話番号 0296-72-0055

営業時間 10:00 ~ 15:00

※土日祝日 ~16:00

定休日 不定休

駐車スペース 5台

座席数 100席

収容人数 150人

予算 650円 ~


2024-04-21

東京・春・音楽祭2024 《エレクトラ》(演奏会形式/字幕付) 指揮:セバスティアン・ヴァイグレ @ 東京文化会館 大ホール

東京・春・音楽祭の演奏会形式《エレクトラ》を聴きに、東京文化会館へ。

エレクトラはまだ20代のモーツァルティアンもどきだった私が、パリのオペラ座に行く機会を得て、日程上、上演していたのが「エレクトラ」だったので、R・シュトラウスのオペラって、なんだべなと思いながら見に行った演目だ。

延々と続く不協和音の大音響と、終幕近く復讐の成就に、ブリュンヒルデみたいなきわめて太目のソプラノが、身をよじらせて、踊る(トドが跳ねてるみたいだったが)のを目撃して、もう二度とR・シュトラウスは御免だと、決意した思い出のオペラだ。

で、今に至るまで、長らく、見に行く気にはなれなかったのだが、先日のサロメが、なかなか楽しかったので、これも意外と美味しいかもよ、と行く気になったのだ。

R・シュトラウスの「エレクトラ」、若いシュトラウスの才能が溢れ出るような、緻密で力感漲る密度の高い音楽が最後まで息もつかせず続いて、圧倒的にな濃密な時間を堪能させてくれました。 

ヴァイグレさすが。水ももらさぬ明解な力演。シュトラウスだと、演奏会形式でオーケストラが舞台に上がっていても、ピッタリくる感じ。

読響も立派でした。ドイツ的響きというのではないが、オーケストラの機能が映える素敵なな演奏。 

歌手陣も粒が揃っていて聞き映えがしました。  

エレクトラのエレーナ・パンクラトヴァ クリアな声で 終始きちんと歌い切っていて立派なもん。

クリソテミスのアリソン・オークス 美くしく若々しい豊かな声量には感心。

オレストのルネ・パーペも、1人だけ楽譜を見てたけれど、とってもいい声ですごかった。

藤村さんのクリテムネストラは、あのくらいは当然というところか。


ということで、聞き応えのあるオペラを十分に楽しむことができました。



東京・春・音楽祭2024 《エレクトラ》(演奏会形式/字幕付)(全1幕)

2024/4/21(日)

15:00 開演 ( 14:00 開場 )

会場:東京文化会館 大ホール (東京都)

上演時間:約1時間45分


指揮:セバスティアン・ヴァイグレ


エレクトラ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァ

クリテムネストラ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子

クリソテミス(ソプラノ):アリソン・オークス

エギスト(テノール):シュテファン・リューガマー

オレスト(バス):ルネ・パーペ

第1の侍女(メゾ・ソプラノ):中島郁子

第2の侍女(メゾ・ソプラノ):小泉詠子

第3の侍女(メゾ・ソプラノ):清水華澄

第4の侍女/裾持ちの侍女(ソプラノ):竹多倫子

第5の侍女/側仕えの侍女(ソプラノ):木下美穂子

侍女の頭(ソプラノ):北原瑠美

オレストの養育者/年老いた従者(バス・バリトン):加藤宏隆

若い従者(テノール):糸賀修平


[演奏]読売日本交響楽団

合唱:新国立劇場合唱団

合唱指揮:冨平恭平

2024-04-19

ブルックナー/交響曲 第7番 指揮 : クリストフ・エッシェンバッハ NHK交響楽団 第2008回定期公演C @ NHKホール

エッシェンバッハのブルックナーを聴きに、NHKホールへ。

NHKホールは高い席を買っても無駄なので、今回は2階の安い席。ホールのスウィートスポットは、2階か3階の壁際のどこかという情報がたよりだが、買った席は庇の奥で、外れのよう。3階のほうがまだ見込みがありそう。

で、エッシェンバッハのブルックナー。久しぶりに、昔ながらのブルックナーらしいブルックナーをたっぷり聞かせてもらった。

どっしりしたテンポで、腰ダメのきいた、がっしりしたオーケストラの音が、とってもブルックナー感があって、いい塩梅。

N響も久しぶりにドイツっぽい音でがっしり弾いている。NHKホールなので、ホールトーンがほとんどない 裸の響きで、奥さん舞台の上だけで音が鳴ってるみたいと悪口を。

ブルックナー には合わないが、紅白歌合戦用のホールじゃあ致し方ない。

でも、こういう頑健なブルックナー をじっくり聴かせてもらって、エッシェンバッハには感謝感謝でありました。



第2008回 定期公演 Cプログラム

2024年4月19日 (金) 18:30 開場  19:30 開演 7:30pm(休憩なし)

NHKホール

曲目

ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調

指揮 : クリストフ・エッシェンバッハ

NHK交響楽団 



2024-04-17

芝桜 渋田川 @ 伊勢原市上谷

渋田川の芝桜をちょっと見に行く。もう末期だが、そこそこ。この場所は両岸が、芝桜だと、もっと映えるのに、片側だけなのが、残念ポイントです。