2016-01-23

トゥガン・ソヒエフ指揮 ルーカス・ゲニューシャス ピアノ  NHK交響楽団 ロシア音楽の薫り@横浜みなとみらいホール

このごろ、どうも、ラフマニノフにご無沙汰で、禁断症状がでそう。
1月に横浜でN響のラフマニノフがあるというので、新年を気分よく盛り上げようと、チケットをゲットする。

でも、「ロシア音楽の薫り」とかいうことで、苦手のチャイコフスキーもやるらしい。ただ、「白鳥の湖」なので、まあ、我慢はできそうである。

交響曲なんか聴かされるんだったら、ジンマシンがでちゃいそうなので、流石に、パスですが、バレエ音楽なら大丈夫なんじゃネというわけである。

当日は、なんだか雪になるらしく、帰りが大変心配ですが、ラフマニノフのためなので、(本当は、夕方予約した、今年の鮨裕始めがあきらめきれず、という説あり)、無理をかえりみず、みなとみらいホールにでかけてゆきました。

1曲目は、「ルスランとリュドミーラ」序曲、ソヒエフさん、元気いっぱいの快速調、N響も、上手でしょっ、ていう感じ。確かに、うまい。でも、出だしだし、初春のお慶びにいいけれど、次のラフマニノフがどうなるのか、不安も漂う。

2曲目が、お目当てのラフマニノフ、ピアノ・コンチェルト第2番です。ゲニューシャスさん、登場。ショパン・コンクール2位だったとか。

ソヒエフのバックは、のっけから、ロシア満開、容赦なくラフマニノフしていて、心配御無用、まかせておいて、という感じ。なかなか、いいぞ。

一方、ゲニューシャスのほうは、ロシア派っぽく、ゴリゴリというより、美しく歌う感じ。ラフマニノフとしては、少し、低音が足りないかも。あと、情感もスッキリ系で、なんとなく、薄味か。

とはいえ、ひさしぶりのラフマニノフなので、ラフマニノフ・ジャンキーの渇きは、そこそこ、癒していただけました。ラフマニノフ、やっぱり、いいなぁ。こんどは、3番に行こおっと。

ゲニューシャスさん、アンコールに、ショパン(ワルツ Op.34-3だそう)を、軽快に奏でる。さすが、ショパン・コンクール出身です。いまのところは、ラフマニノフより、ショパンむきなのかも、ツボにはまっていて、ステキでした。

休憩のあとは、恐怖のチャイコフスキー「白鳥の湖」であります。
ソヒエフさん、さすがボリショイ劇場音楽監督者に任命されただけあって、手慣れたものです。チャイコフスキーもバレエ音楽なんで、例のごとく、チャイコフスキー・クオリティイで、旋律しか聞こえてこない曲ではありますが、無問題です。なにしろ、メロディは、確かに、すんげぇ、きれいなんであります。

これで、舞台で、バレエをやっていたら、なかなか、楽しいイベントになるなぁ。 ただ、今日は、音楽のみなんで、ちと、長すぎというところ。でも、ソヒエフさん、ブラボー、N響も、やっぱり、とっても、お上手。ということで、本番の(アレ?)鮨裕めざし、茅ヶ崎へと、るんるんで、ホールをあとにしたのでした。





2016年1月23日(土)

NHK交響楽団 2016 横浜定期演奏会
ロシア音楽の薫り 美しい名旋律とともに贈る極上の調べ
会場    横浜みなとみらいホール 大ホール
公演日時    2016/01/23(土) 13:20開場 14:00開演

出演者
トゥガン・ソヒエフ (指揮)
ルーカス・ゲニューシャス (ピアノ)
NHK交響楽団 (管弦楽)
プログラム
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」作品20(抜粋)

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