パーヴォ・ヤルヴィのブルックナー/交響曲 第5番 変ロ長調 をききに、NHKホールへ。
マーラーとブルックナーの組み合わせのプロって、珍しいんじゃ。
前半は、マーラーの亡き子をしのぶ歌。今日はメゾでなくバリトンだ。マティアス・ゲルネというひと。歌詞からすると、バリトンだわな。
ゲルネさん、頑丈そうな体躯をくねらせ、情感をこめてうたう。やわらかい声で、とても素敵だ。ヤルヴィのバックもきめ細かく、美しい。
後半、お待ちかねの、ブルックナーの交響曲 第5番。がちがちに、ブルックナーしている曲なので
ヤルヴィさん、どういうことになるのかな、と思ったが、かなり細かな、表情がついていて、楽想の変化や組立ても、はっきりしている。響きは、なんというか、近代的な美感をたたえている。そして、N響は、日本のオケらしく、薄い金管で、まあ、しゃぁないか、ていうところ。
つまり、典型的なブルックナーではないということになります。昔風に固執するジジイにとっては、ヤルヴィさん、今のところは、マーラーむきということみたいでした。
でも、奥さん、ブルックナー/交響曲 第5番って、すごく、いい曲じゃないの、と感激しておりました。あんまり、ブルックナーにつれていかないので、新鮮だったみたい。じゃぁ、これからは、遠慮せず、どんどん、ブルックナーにもいけるなぁ。良い風向きであります。
第1829回 NHK交響楽団 定期公演 Aプログラム
2016年2月7日(日) 開場 2:00pm 開演 3:00pm
マーラー/亡き子をしのぶ歌*
ブルックナー/交響曲 第5番 変ロ長調
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
バリトン*:マティアス・ゲルネ
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