5年前に東京芸術劇場でブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴いたことがあるが、そのときの、気迫が前面に出てくるような演奏とだいぶ違って、随分、大人になったなあという印象。
ブラームスらしい、深い色合いの音で、低声で語りかけるような内省的な演奏。なかなか、素敵である。第1番はまだ、調子が出きらない感じでしたが、2番は、ヴァイオリンとピアノの掛け合いがシックリはまっていて、良い感じでありました。
奥さんは、休憩後の第3番が気に入ったようです。
プログラムで、神尾さんが、「指定もメゾフォルテやメゾピアノがおおく、聞き映えするのを避けているのか」とおっしゃているのが、まさに、そのまま、というところで、印象的でした。
クルティシェフさんのピアノも、ロシア派らしい、クリアな美音、中欧ぽさはないけれど、さすが、チャイコフスキー1位なし最高位という感じです。
アンコール、もうひとつあるブラームスのヴァイオリン曲「F.A.E.ソナタ」のスケルツォもきいてほしいとおっしゃった。
つぎは、バッジーニ「妖精の踊り」、ビルトゥオーゾの実力を撒き散らして、神尾さんらしい迫力。やあ、凄いねえ、まだまだ、若いと、ニコニコしてしまいました。
で、クライスラーのメロディーで、しっとり、ヴァイオリンのリサイタルらしい、しめでありました。
日時 2016年10月25日(火)19:00開演 終演21:00
会場 サントリーホール
神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオ・リサイタル
席種: A席 ×2枚
席番: 1階 20列 31番 20列 32番
【出演者】
神尾真由子(ヴァイオリン)
ミロスラフ・クルティシェフ(ピアノ)
【プログラム】
J.ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調「雨の歌」 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
アンコール
ブラームス :「F.A.E.ソナタ」からスケルツォ A.バッジーニ :妖精の踊り op.25 グルック(クライスラー編) :メロディー |
2011/02/19
18:00開演
会場:東京芸術劇場
読売日本交響楽団
指揮:ゲルト・アルブレヒト
ヴァイオリン:神尾真由子
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
ブラームス/交響曲第2番
2枚 ok a券 1f h32.33
0 件のコメント:
コメントを投稿