ハーゲン、日下、河村のコンサートを聴きに、トッパンホールへ。
この前、日下さんの四つの最期の歌(読響)のヴァイオリンソロが、とっても素敵だったので 切符をゲットしたのだ。
6時半開場だが、6時には到着、しばし待つことに。チケットは、ソルドアウトの表示があって、なかなか人気があるようだ。
一曲目、ベートーベンのチェロ・ソナタ第2番、正直、あんまり、度々聞いたことがない曲、でも、まだ、魔物があんまり出てこない頃の、快活なベートベンで、気持ちよく聴くことができた。
二曲目は、コダーイ、ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲。初めて聴く曲だが、東欧風の音階が魅力的でとっても面白い。若いコダーイの活力が、弾けるようだ。日下さんのヴァイオリンもノリノリ、ハーゲンと気分良い掛け合いが続く。大満足。
休憩後、メインイベントのシューベルト。この曲、D929で、最晩年の超名曲。
それなりの演奏だったが、晩年のシューベルトの音楽の魔、夢幻の無限究動、あの胸の苦しくなるような、渇望感みたいなものが必要なんだが、今回は、そういうところまでには至らずという感じでした。
ま、シューベルト晩年の曲の場合、こっちの、要求度が、やたらに上がってしまうので、大変です。
それと、河村さんのピアノ、理由はよくわからないんですが、私とは、今の所、あまり相性良くありません。(なんというか、河村さんの近代的で明るい音が、しっくりこないということかなぁ)
奥さんは、シューベルトのピアノ、キレイと、よろこんでいたので、どうも、個人的偏向があるみたいです。
で、帰りの時間が迫っていましたので おそらく、あっただろうアンコールは聴かずに、出てきてしまいました。
また、日下さんのコンサートがあったら、いってみたいもんです。
2017/1/10(火) 19:00開演 18:30開場
〈トッパンホール ニューイヤーコンサート 2017〉
日下紗矢子(ヴァイオリン)&クレメンス・ハーゲン(チェロ)&河村尚子(ピアノ)
プログラム
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100 D929
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