新国立の「ナブッコ」にいってきました。5月の話になってしまいましたが。
新演出ということで、いわゆる読み替えの舞台。神殿がショッピング・センターにナブッコがパンクなギャング団の団長みたいなお姿であらわれました。
保守派なわたくしとしては、で、それがどうしたンネン、という感想。新演出で顕かにされるナブッコの新たな真実はみつけられませんでした。
ただ、ヴェルディの壮年期の直截な音楽の力は見紛いようがありません。爽快でした。
で、アビガイッレはほんとに可哀想。同情を禁じえません。歌い手はマリアンネ・コルネッティというメゾ・ソプラノ。非常にやわらかく美しい声でききごたえがありました。
ただ、現代の設定の、現代のパンツルックなもので、ただの、肥満体型の女にしか見えず、お気の毒。これが、古代アッシリア風の衣装ならば、なんの、問題もなっかたのに。(わたしは、声さえよければ、体型は不問の主義ですが)ナンダカナァ。
(2013/05/29 マチネを奥さんと見物。)
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