walking with ipod nano 6th その5
トスカニーニに続けて、バックハウスのべートーべン、 ピアノ協奏曲全集を聞く。バックハウスは質実剛健、保守本流のハードパンチャーみたいな先入観があるけれど、実際聞いていると、ベーゼンドルファーの極めて美しい音に、うっとりしてしまう。こんなに美しい演奏があれば、外にいらない気がするほどだ。
そういえば、バックハウスとウィーンフィルには、ブラームスの第2番のコンチェルト、天国的な演奏があったよなと、思い出すと、涎が出てきそうである。
で、LPしかもっていないので、急遽、CDを購入、nanoにアップロードすることに。
ついでに、1番は、ザンデルリンクがバックを務めていることが決め手で、グリモーを。
そんなわけで、バックハウスのブラームス第2番ですが、やっぱり、よいのー。ほれぼれです。
ついでの、ザンデルリンク、グリモーの1番。
なかなか美しい演奏で、出だしのゆっくりしたオケは、ブラームスはザンデルリンクだよねと思わせる。
ピアノも明確な美しい音で、落ち着いた語り口。ただ、オケに比べると、ピアノが美人すぎるかも。CDの写真をみた影響で、そう思うだけだろうが。
そういえば、このCDの解説、妙に熱つぽいので、はて、と思ったら、宇野先生だった。ナルホド。
グリモーはラフマニノフの2番もお薦めらしい。むかしは、ラフマニノフの2番といえば、女性ピアニストの出番みたいな話もあったなあ。グリモー、聞いてみてもいいかもね。
ということで、amazonでみつけて、nanoに導入。バックはアシュケナージ、フィルハーモニーだったが、なんとなく、響きが薄い気がする。グリモーもきれいだけれど、ラフマニノフは低音がガッシリこないと気分が出ない。
ラフマニノフは、大きな手の大男だもの、もともと、男の音楽なんだと思う。
チャイコフスキーはへどが出ると思っている、偏見の塊、筋金入りのラフマニノフ・ジャンキー歴うん十年のメタボジジイの感想でした。
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