walking with ipod nano 6th その6
トスカニーニを聞いたので、、次は、当然、フルベンということになります。
当方、フルトベングラーについては、どちらかというと、敬して遠ざける、という感じで、一所懸命、聞いたことがありません。
むかしから、べートーべンの交響曲は、特に、奇数番号は、フルトベングラーで決まりみたいな感じでしたが、私がレコードを聞き始めたのは、ちょうど、モノラルからステレオへの転換期だったこともあって、モノ時代の名人には近寄らないと言う、自己原則ができていたのでした。
で、全曲聞いたわけですが、結果的には、わたしは、トスカニーニ派なのかもしれません。トスカニーニとフルトベングラーは、本当に、曲の姿が違う感じで、フルトベングラーは響きのパースペクティブのなかで、もろもろのことが生起していきます。今のわたしには、その流れに従って、曲を生きていく力が乏しいのかもしれません。
ただ、この全集の中でも最も、音が悪い部類の、第2番と第8番については、引き込まれるような力があると思いました。
評判の高い奇数ではなくて、偶数なんだけれども、何故でしょう。
感覚的なライブ感の具合がそうさせるのでしょうか。そういえば、フルトベングラーにはライブのシューベルトのグレイトで神品といわれるものがあるとネットで教えられ、聞いたことがあります。まさに、神品でした。
も一度聞いたらどう思うなのかな。探してみよう。
ということで、探してnanoに。1942.12.8の演奏ということは、5月のケルンの大空襲後、ドイツ各地が爆撃にあっていた頃になるわけで、凄演というべきものでしょう。背筋が寒くなります。あな、おそろし。
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