ピアノ協奏曲の3番はあまり来ないので楽しみである。
今日のピアニストは、ハオチェン・チャンさん。上海出身の若手、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝者とかで、きっとバリバリ弾ける ひとなんだろう。
中国のピアニストって、なんだか、みんなヴィルトゥオーソていうを感じ(偏見)なんだが、どんなもんでしょうか。
で、若い、長身痩躯のハオチェン・チャンさんがあらわれる。ブリリアントを絵に描いたような音で、目覚ましい演奏。大したもんである。いろいろ、起伏も豊かである。でも、私が好きなラフマニノフはいなかったような気がした。聴衆は大喝采。
チャイコでも、バンバンやってくれたら、もっと楽しめたんじゃなかろうか。でも、感心はいたしましたです。
ハオチェン・チャンさん、アンコールはなんとモーツァルトを、気持ちを込めて、ロマンティックに。へ〜。まあ、腕力だけじゃないということで、頑張っておりますです。
後半、交響曲3番。大野さんって、やっぱりリズム系というかメリハリ系というか、エモードションどっぷりというのとはかなりちがう。
ラフマニノフって、意外に近代風の響きがするんだなぁと面白かった。
まあ、ラフマニノフ丸齧りとは、すこしちがうけど、こりゃ、大野さんの個性ということでしょう。ふむふむ。
第838回 定期演奏会Aシリーズ
2017年09月04日(月)18:20 開場 19:00 開演
東京文化会館大ホール
出演: 指揮/大野和士
ピアノ/ハオチェン・チャン
曲目:
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 op.44
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