ラフマニノフを聴きに、東京フィルの第905回オーチャード定期演奏会に行く。
前半は、グルダのコンチェルト・フォー・マイセルフ。グルダがジャズ好きで、作曲もとはきいたことがあったが、曲を聴くのは初めて。
ピアノ、ベース・ギター、ドラムのトリオにオーケストラという編成。どんなんもんだべ、と思ったが、最初に、オーケストラが、ヘンデルかと思うようなファンファーレを奏でる。ピアノは、モーツァルトのカデンツァみたい。
二楽章は普通にジャズのコンボ、なんかぬるいけど。3楽章はピアノの内部奏法、久しぶりに遭遇。でも、やっぱり、ぬるい。
そして、終楽章はまた、ヘンデルと、まあ、かなり、へんてこな曲でした。
ただ、30分は長いよなぁ、1/3くらいが、我慢の限界。これ、1988年初演だってよ。いくらなんでも、なあ。まあ、ジャズがはいったヴィーンの風土音楽、と思えばばいいのかも。
トリオで、ズージャのアンコールもありました。
休憩後、ラフマニノフの交響曲第2番。バッティストーニ、楽想に細やかな抑揚をつけて、美しくオーケストラをドライブ。どっぷりロシア風というのではないが、歌心があって、すこぶる、いい感じ。やっぱり才能あるなぁ。難しい、4楽章もだれることなく、駆け抜けてくださいました。ラフマニノフ・ジャンキーのわたくし、大満足。
ということで、気分よく、オーチャードホールをあとにしました。
公演: 第905回オーチャード定期演奏会 (The 905th Subscription Concert in Bunkamura Orchard Hall)
会場: Bunkamuraオーチャードホール(Orchard hall)
日時: 2018/03/11 15:00 14:30開場
指揮:アンドレア・バッティストーニ
ピアノ:小曽根 真*
東京フィルハーモニー交響楽団
グルダ/コンチェルト・フォー・マイセルフ
ラフマニノフ/交響曲第2番
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