2018-04-06

エリーザベト・レオンスカヤ ~シューベルト・チクルス【 II 】~ ピアノ @東京文化会館 小ホール

レオンスカヤのシューベルト・チクルス第2回にいく。

レオンスカヤさん、初日は濃いグリーンのドレスだったが、今日は、シックな黒で登場。

で、相変わらず、骨太で、躍動的、変化に富んだディナミークを駆使した演奏。

今日の圧巻は、やはり、D894。シューマンが、「最も完璧な作品」と言ったとプログラムにあったが、さもありなんの曲。

でも、シューベルトは、やっぱり、とても独特な作曲家だ。

テクニックとか、アナリーゼとかではまったく歯が立たない曲、なんというか、演奏者の人間的な存在の質量みたいなものが、裸形に試される感じ。

レオンスカヤの演奏から感じる圧倒的な存在感、まったく年齢を感じさせないパフォーマンス、(多少のミスなど、演奏の質にはなんの影響もない)

まるで、ムーサがピアノに舞い降りて、弦をかき鳴らしているみたい。たっぷり、たっぷり、シューベルトを楽しませていただきました。

アンコール 
シューベルト 3つのピアノ曲 D946 第1曲



エリーザベト・レオンスカヤ (ピアノ)
~シューベルト・チクルス~

■会場 東京文化会館 小ホール
■出演 ピアノ:エリーザベト・レオンスカヤ

【 II 】2018.4.6 [金]19:00開演(18:30開場)

 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ 第9番 ロ長調 D575
  ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 D840 
  ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D894 《幻想》

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