レオンスカヤさん、初日は濃いグリーンのドレスだったが、今日は、シックな黒で登場。
で、相変わらず、骨太で、躍動的、変化に富んだディナミークを駆使した演奏。
今日の圧巻は、やはり、D894。シューマンが、「最も完璧な作品」と言ったとプログラムにあったが、さもありなんの曲。
でも、シューベルトは、やっぱり、とても独特な作曲家だ。
テクニックとか、アナリーゼとかではまったく歯が立たない曲、なんというか、演奏者の人間的な存在の質量みたいなものが、裸形に試される感じ。
レオンスカヤの演奏から感じる圧倒的な存在感、まったく年齢を感じさせないパフォーマンス、(多少のミスなど、演奏の質にはなんの影響もない)
まるで、ムーサがピアノに舞い降りて、弦をかき鳴らしているみたい。たっぷり、たっぷり、シューベルトを楽しませていただきました。
アンコール
シューベルト 3つのピアノ曲 D946 第1曲
エリーザベト・レオンスカヤ (ピアノ)
~シューベルト・チクルス~
■会場 東京文化会館 小ホール
■出演 ピアノ:エリーザベト・レオンスカヤ
【 II 】2018.4.6 [金]19:00開演(18:30開場)
シューベルト:
ピアノ・ソナタ 第9番 ロ長調 D575
ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 D840
ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D894 《幻想》
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