今回のタイトルロールはイム・セギョンという韓国の中堅のひと。ピュアで活きの良い声だけれど 、アイーダとしては 少しスピントぎみで、もうちょっと抒情的なほうがいいかなぁ。それに、がんばってるけれど、なんか、一本調子。まあ、そこそこという感じ。
ラダメスのナジミディン・マヴリャーノフさんは、柔らかなそれなりにいい声だけれど、
ラダメスて英雄だからなぁ、もっと、bravuraがほしい。なんだか、ロドルフォみたいだもの。最終幕だけ しんみりしているので お似合いだったかも。
アムネリスのエカテリーナ・セメンチュクさんはそれなり。(アイーダみてると、いつも、アムネリス、かわいそ、って思ちゃうなぁ)その他の出演者もそこそこ。
指揮のパオロ・カリニャーニさん、柔軟性のある上品な指揮ぶりだったけれど、ヴェルディはもっとあおってくれた方がこのみかな。
まあ、この出し物、フランコ・ゼッフィレッリ御製の豪勢な舞台を見るというのが、楽しみの大きな部分なので、こんなところでしょうか。
ただ、シューベルト・チクルスの真っ最中にアイーダってのは、やっぱり、ミスマッチだったかも。
2017/2018シーズン
新国立劇場 開場20周年記念特別公演
オペラ「アイーダ」/ジュゼッペ・ヴェルディ
Aida / Giuseppe VERDI
全4幕〈イタリア語上演/字幕付〉
2018年4月11日(水)14:00 オペラパレス
予定上演時間:約3時間55分(休憩含む)
指 揮 パオロ・カリニャーニ
演出・美術・衣裳 フランコ・ゼッフィレッリ
照 明 奥畑康夫
振 付 石井清子
キャスト
アイーダ イム・セギョン
ラダメス ナジミディン・マヴリャーノフ
アムネリス エカテリーナ・セメンチュク
アモナズロ 上江隼人
ランフィス 妻屋秀和
エジプト国王久 保田真澄
伝令 村上敏明
巫女 小林由佳
合 唱 新国立劇場合唱団
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
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