トーマス・ツェートマイヤーのバッハ無伴奏ヴァイオリン、1回目に行く。
トッパンホールPRESS(ホールの広報)で、渡辺和彦氏( わたしの認識では、ヴァイオリン演奏批評の大物)が、たいそうお褒めになっているのを読んで、あんまり、意識したことのない人だけれど、聴いてみたほうがいいのじゃないかと思ってしまったのだ。
なんだか、ヴァイオリン演奏のニューウエイブの先達らしい。、どのへんがそうなのか、渡辺の話を読んでも、あまりぴんとはこなかったけれど、これからの、メインストリームなのかもよ、と、興味深々というところ。
で、ツェートマイヤー、確かに、私めが、日頃聴いている大家たちのバッハとは、ぜんぜん違うものだった。
ヴァイオリンの美音がどうの、精神性がどうのというより、遊嬉的な、舞踏曲っぽいニュアンスの濃い演奏という風に聞こえる。
たしかに、バッハの時代におけるバッハの無伴奏ヴァイオリンの音楽は、精神がどうのというより、アクロバティックな音楽の楽しさみたいな感じがつよいというのは、自然に思はれる。
なにはともはれ、未体験ゾーンのバッハだった。なかなか、上手みたいだし。
こういうの聞くと、シェリングなんかが、19世紀ロマン主義の情緒たっぷりの演奏だったんだなぁなどと思ったりする。
でも、嫌いじゃないけどね。ていうか、好きっていうべきよね、シェリングいい音ダァなんて、改めて思う。。
ということで、第2回も楽しみめるといいなぁ。ツェートマイヤーも、それなりに、面白いじゃないのていうところだし、まあ、わたしゃ、どうみても、旧守派であります。
アンコール
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006より 第3楽章
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV1003より 第3楽章
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン) J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全曲 I
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV1001
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
トッパンホール
18:30--19:00開演--20:30
東京都文京区水道1-3-3
江戸川橋駅 東京メトロ有楽町線(4番出口)より徒歩約8分
バッハがお仕えした貴族社会の、
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