山田和樹 マーラー・ツィクルスもいよいよ第3期にはいった。
例のとおり、話好きの山田さんのプレトークを聞くため、早めに、オーチャードへ。
マーラの第7番、やはり、人気がいまいちらしく、山田さん、夜の歌とかいう副題がいけないのかも、そんな、暗いばかりの曲ではないんだが、と、興味深い見解を。
1曲目、武満の夢の時、なんでも、アボリジニーに触発されてつくったのだとか。
なるほど。でも、武満自体、もともと、アミニズム的、精霊風の音楽なんで、いつも通りともいえなくもない。気分のいい音楽。
休憩後、第7番。第7番は、私も、少し苦手なんだが、山田さんが振ると、なんだか、音の流れがスムーズで、曲の流れに乗るのに、苦労がない感じ。
ラストの方も、山田さんが、プレトークでおっしゃたように、パンパカパーンと解放するように鳴ってくれて、苦手意識を感じさせずに聴きとおすことが出来た。
山田さん、なにしろ音が柔軟で美しく、聴いていて、楽しい。
次は、お楽しみの、8番。この狭いホールに、どう楽団を詰め込むのか、興味しんしんであります。
第3期 昇華
第7回 2017年5月14日(日)
武満 徹 : 夢の時
マーラー : 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」
山田和樹 マーラー・ツィクルス 9回シリーズ
日時: 2015年1月24日(土) 開演 15:00--17:00
会場: オーチャードホール
★14:30よりマエストロによるプレトークがございます
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