その前に、駅近のホテル1階にあるツバメグリルで腹ごしらえ。マーラー、長尺なんで、ビールは我慢。でも、なかなか、快適な段取である。
前半は、細川さんの「嘆き」~メゾ・ソプラノとオーケストラのための という曲。
復活の前座として、なかなかの素敵なプログラムかもね。
細川さんというと、私の若かりし頃、新鋭の超有望株の作曲家であったが、残念ながら具体的な印象はほとんどない。
藤村実穂子さんがソロなので、聴き映えはしそうだ。
で、演奏開始。なんか、もう大家の音楽。日本的な響きが印象的に、ちりばめられ、雨が舞ったり、嵐がきたり、翼が空をよぎったり、スペクタクルで、極めて聴きごたえがある。おもしろかった。NNTTでやるオペラ「松風」にもいこうかな。(奥さんも、えかったといっておりました)
休憩後、マーラーの交響曲 第2番。ノットって、やっぱり、すこぶる頭よさそう。
見晴らしの良い、性格づけのくっきりした音楽が、目も鮮やかという感じで、描き分けられていく。
面白くて、わかりやすく、きわめて、聴き映えがする。あんまり持って回ったような、もたれるところがなくって(それって、マーラーチックなわけなんだけど)、こういうマーラーもありでしょう。
最後、救済の音楽が気分良く響いて、満足満足の演奏だった。
あさっては、インバルの大地なんで、全然別の マーラがきけるはずだが、まずは、いいコンサートだった。
ノット、東京交響楽団、好調であります。
東京交響楽団 第652回 定期演奏会
会場 ミューザ川崎シンフォニーホール
公演日時 2017/07/15(土) 17:30開場 18:00開演
指揮:ジョナサン・ノット
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
ソプラノ:天羽明惠
合唱:東響コーラス
合唱指揮:冨平恭平
曲目・演目:
細川俊夫:「嘆き」~メゾ・ソプラノとオーケストラのための
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」
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