ブラームスの交響曲第1番が大好きだと、奥さんが強く主張するので、わたしゃどちらかというと苦手なんだが、たまにはいいかと、オーチャードのN響定期に出かける。
指揮のマルティン・ジークハルトさん、独墺系のベテランらしい。あまり、きいたことがないけれど、良いかもよという感じ。
前半は エルガーのチェロ協奏曲、ハーゲンのソロは、大家風ではないけれど、繊細で、エルガーには十分。なんといっても、曲がなかなかきかせるので、満足、満足というところ。
後半、ブラームスの1番。エルガーでも思ったが、マルティン・ジークハルトさんって、ドイツ風のゴリゴリというより、上品で、弦を美しく鳴らすタイプのよう。
1番なのに、ドイツドイツした圧迫感のない、優美な演奏。ブラームス感は少し薄いのかもしれないが、悪くはないかも。
定期なのにアンコールがあって、K.136。いまどき、フルのオーケストラで、聞くのは珍しい。さすがN響、弦がきれい。とても、繊細で美しく、この指揮者、モーツァルトとかなり相性よさげである。(やっぱ、ウィーン生まれなんだとか。さもありなん)
本日のハイライトでありました。
N響オーチャード定期2015-2016シリーズ
Bunkamura オーチャードホール (東京都)
2017/7/9(日)
指揮:マルティン・ジークハルト
チェロ:クレメンス・ハーゲン
曲目・演目: エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
0 件のコメント:
コメントを投稿