8月はシーズンオフなので、めぼしいコンサートがあまりない。ピアノは小菅優さん、若手で、かなり評判のいい人みたい。
会場に着くと、客席を背にピアノが置かれていて、調律中。まわりに、オーケストラの席が配置してある。これは、弾き振りのようです。
1曲目、第12番からスタート。そうなんだ、12番がメインディシュだとばかり思ってたよ。
小菅さんのピアノ、軽やかなタッチで、活き活きと進みます。いろいろ気持ちを込めたニュアンスがあって、アポロン的な古典の感覚とは少し違う感じ。(ただ、エスプレッシーボていうのではないところが、おもしろい)
小菅さんのピアノ、軽やかなタッチで、活き活きと進みます。いろいろ気持ちを込めたニュアンスがあって、アポロン的な古典の感覚とは少し違う感じ。(ただ、エスプレッシーボていうのではないところが、おもしろい)
弦が、さらに美感たっぷりだと、聴き映えがより増したんじゃなかろうか。
2曲目、「ジュノム」。あまり真面目にきいたことがない曲だったけれど、力を入れて作曲した曲らしく、いろいろ趣向に富んだ大協奏曲という感じで、コンサートのとりに相応しいできばえのものでありました。
まあ、モーツァルトのピアノ協奏曲には基本、はずれなしなので、当然か。
小菅さんのピアノも、なかなかに気合の入った、弾きぶりでしたし、バックのオーケストラも調子があがってきたようで、楽しめました。
でも、わたし的には、やっぱり、第12番を偏愛という気分。モーツァルトのイ長調って、特別で、あの第23番と同じ調性なんですものね。
0 件のコメント:
コメントを投稿