ハインツ・ツェドニク さんの演出は、もう、5回目で、安定した演目のよう。豪奢ではないけれど、ヴィーン風の感じの良い舞台装置で、十分楽しめた。
アドリアン・エレートさんがアイゼンシュタイン で、歌えるアイゼンシュタイン なんですね、っていう感じです。
アデーレのジェニファー・オローリンさんが、若やいだ伸びのある声で、すてき。
その他、ま、安定した歌い手たちで、楽ちんのオペラ見物でありました。
ただ、第2幕 オルロフスキー公爵邸の舞踏のダンスが「 雷鳴と稲妻」(ほぼ定番化した差し替えなんだろうか)で、オルロフスキー的な乱痴気騒ぎにはぴったりだけれど、ツェドニク演出は上品ぽいので、はじけ方がたりないかもね。
まあ、「こうもり」の「 雷鳴と稲妻」は、カルロス・クライバーがあるので、どうしても見劣りするのは致し方ない。ないものねだり、ていうことでしょう。
オペラ「こうもり」/ヨハン・シュトラウスⅡ世
Die Fledermaus / Johann Strauss II
全3幕〈ドイツ語上演/字幕付〉
2018年1月27日(土)14:00 予定上演時間:約3時間(休憩含む)--17:00
開場は開演の45分前
指 揮 アルフレート・エシュヴェ
演 出 ハインツ・ツェドニク
美術・衣裳 オラフ・ツォンベック
振 付 マリア・ルイーズ・ヤスカ
照 明 立田雄士
再演演出 アンゲラ・シュヴァイガー
舞台監督 髙橋尚史
キャスト
ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン アドリアン・エレート
ロザリンデ エリーザベト・フレヒル
フランク ハンス・ペーター・カンマーラー
オルロフスキー公爵 ステファニー・アタナソフ
アルフレード 村上公太
ファルケ博士 クレメンス・ザンダー
アデーレ ジェニファー・オローリン
ブリント博士 大久保光哉
フロッシュ フランツ・スラーダ
イーダ 鵜木絵里
合唱指揮 三澤洋史
合 唱 新国立劇場合唱団
バレエ 東京シティ・バレエ団
管弦楽 東京交響楽団
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