2018-01-27

オペラ「こうもり」/ヨハン・シュトラウスⅡ世 @NNTT

NNTTの「こうもり」にいく。1999年の寺崎裕則演出の日本語上演を見て呆れた時以来だから、ほぼ20年ぶりだ。
ハインツ・ツェドニク さんの演出は、もう、5回目で、安定した演目のよう。豪奢ではないけれど、ヴィーン風の感じの良い舞台装置で、十分楽しめた。

アドリアン・エレートさんがアイゼンシュタイン で、歌えるアイゼンシュタイン なんですね、っていう感じです。 

アデーレのジェニファー・オローリンさんが、若やいだ伸びのある声で、すてき。

その他、ま、安定した歌い手たちで、楽ちんのオペラ見物でありました。

ただ、第2幕 オルロフスキー公爵邸の舞踏のダンスが「 雷鳴と稲妻」(ほぼ定番化した差し替えなんだろうか)で、オルロフスキー的な乱痴気騒ぎにはぴったりだけれど、ツェドニク演出は上品ぽいので、はじけ方がたりないかもね。

まあ、「こうもり」の「 雷鳴と稲妻」は、カルロス・クライバーがあるので、どうしても見劣りするのは致し方ない。ないものねだり、ていうことでしょう。




オペラ「こうもり」/ヨハン・シュトラウスⅡ世
Die Fledermaus / Johann Strauss II
全3幕〈ドイツ語上演/字幕付〉

2018年1月27日(土)14:00 予定上演時間:約3時間(休憩含む)--17:00
開場は開演の45分前 

指 揮 アルフレート・エシュヴェ 
演 出 ハインツ・ツェドニク 
美術・衣裳 オラフ・ツォンベック 
振 付 マリア・ルイーズ・ヤスカ 
照 明 立田雄士 
再演演出 アンゲラ・シュヴァイガー 
舞台監督 髙橋尚史 

キャスト 
ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン  アドリアン・エレート 
ロザリンデ  エリーザベト・フレヒル 
フランク  ハンス・ペーター・カンマーラー 
オルロフスキー公爵  ステファニー・アタナソフ 
アルフレード  村上公太 
ファルケ博士  クレメンス・ザンダー 
アデーレ  ジェニファー・オローリン 
ブリント博士  大久保光哉 
フロッシュ  フランツ・スラーダ 
イーダ  鵜木絵里 
合唱指揮  三澤洋史 
合 唱  新国立劇場合唱団 
バレエ  東京シティ・バレエ団 
管弦楽  東京交響楽団 

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