はじめにウォルトン/戴冠式行進曲『王冠』、コンチェルトは小山実稚恵さんのモーツァルト/ピアノ協奏曲『戴冠式』。
令和到来のタイミングにバッチリの選曲だが、そういうことなんでしょうね。(まさに、ということらしいです)
ウォルトンの戴冠式行進曲『王冠』、いかにも大英帝国のゴッド・セーブ・ザ・キングの雰囲気。ブラバンの管弦楽版みたいで、でなかなか楽しい。
次が小山さんの戴冠式。
傑作揃いのモーツァルト、ピアノ協奏曲の中でちょっと微妙な曲。
即席の譜面で、モーツァルトが実演した時の出来栄えとはかなり差があるという噂をマニ受けて、あんまり真面目に聴いたことがない。(モーツァルト自作のカデンツァは残ってないらしい)
1楽章。小山さんて、やっぱりモーツァルト向きではないのかな。音の粒だちが不足して、なんだかモゴモゴ。
バッティストーニのバックは柔らかくスイング、浮遊感があってなかな素敵。
カデンツァははかなり華やか。でもモーツァルトぽくはなかったかなぁ。小山の自作かしら。
2楽章、これはいい感じで、小山さんも調子が出てきたかしら。
3楽章、やっぱり曲がイマイチ龍頭蛇尾な感じで、あるような。
アンコールは、ラフマニノフ 前奏曲OP.32-5。小山でさんこういうほうがのがあってるよね。
後半
チャイコフスキーの交響曲第4番。
でも 曲がなあ。なんだか支離滅裂なような気がするぞ。
バッティストーニのチャイコフスキーとしては、5番が最高だったんじゃないでしょうか。
あと、やっぱり東フィルの音だとチャイコにはすこし軽いのかもしれません。
東京フィルハーモニー交響楽団 第920回サントリー定期シリーズ
(The 920th Subscription Concert in Suntory Hall)
会場: サントリーホール(SUNTORY HALL)
日時: 2019/04/18 19:00
指揮:アンドレア・バッティストーニ
ピアノ:小山実稚恵*
東京フィルハーモニー交響楽団
ウォルトン/戴冠式行進曲『王冠』
モーツァルト/ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』*
チャイコフスキー/交響曲第4番
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