東京二期会のエロディアードを見に、オーチャードホールへ。セミ・ステージ形式とかで、芝居付きの演奏会方式というところだった。
マスネのオペラは、ウエルテルがなかなかの良作なので、ほかにもいろいろあるやつを、みにいってもいいんじゃないていうわけである。
このエロディアードはサロメ関連のストーリーらしいが、お話の展開はリヒャルト・シュトラウスのあざとい、扇情的な感じのものでなく、ごく常識的な恋愛模様という感じ(母と娘が恋敵ではあるが)の、お上品なオペラ。
曲もそれなりに盛り上がるところは盛り上がって、やっぱりマスネって、ホームラン打者じゃないけれど、アベレージヒッターではあるねというところ。
二期会の歌い手さんも、それなりに頑張っておりました。
エロデとエロディアードの歌がもう少し、深みを増すと、さらに聴き映えがしたのかしら。
マスネには、タイースとか、マノンとか、いかにものオペラがまだあるようなので、いってみてもいいかなぁ。
でも、同じ1.5流ならドニゼッティが上なのかもね。
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉
主催: 公益財団法人東京二期会
エロディアード〈新制作/セミ・ステージ形式上演〉
オペラ全4幕
日本語字幕付き原語(フランス語)上演
原作:ギュスターヴ・フロベール『三つの物語』
台本:ポール・ミーリエおよびアンリ・グレモン
作曲:ジュール・マスネ
会場: Bunkamuraオーチャードホール
公演日:
2019年4月 27日(土) 17:00
開場は開演の60分前
上演予定時間:約2時間40分(休憩1回を含む)
指揮: ミシェル・プラッソン
音楽アシスタント: 佐藤正浩
舞台構成: 菊池裕美子
映像: 栗山聡之
照明: 大島祐夫
合唱指揮: 大島義彰
舞台監督: 幸泉浩司
公演監督: 大野徹也
キャスト
ジャン:城 宏憲(4/27)
エロデ:小森輝彦(4/27)
ファニュエル:妻屋秀和(4/27)
ヴィテリウス:小林啓倫(4/27)
大祭司:倉本晋児(4/27)
寺院内からの声:前川健生(4/27)
サロメ:髙橋絵理(4/27)
エロディアード:板波利加(4/27)
バビロニアの娘:金見美佳(4/27)
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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