ジョナサン・ノットがマーラー:交響曲第6番を振るというので、東京文化会館へ。
この頃、海外オケにはほとんど行かないし(高いもんね、大御所指揮者がメータとか、気が乗りません)、スイス・ロマンド管弦楽団って、アンセルメのデッカ録音用のオケで、実演がうまいとか記憶にないんだが、なんでも、いま、ノットがシェフをしているらしい。
前半。
辻彩奈さんの、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲。
この前、バッハの無伴奏全曲を聴いたばかり。素直で、気持ちのいいい演奏だったけれど、メンデルスゾーンもやっぱり、若々しくて、抒情味があって、素直な、気持ちの良い演奏。
ただ、いかにもメン・チャイの定番曲の想定通りの好演という感じ。
ブロムシュテット 、カヴァコス、ゲヴァントハウスの演奏で聴いた、ドイツ精神の権化みたいな凄味には欠けている。まあ、当たり前なのかも。
で、1.2.3.楽章ほぼ続けて演奏、こういう流れるようなスタイルにはあっているんでしょう。
アンコールはバッハ。
後半、目的の、マーラー:交響曲第6番。
ノットらしい、明快なマーラー、そして、スイス・ロマンド管弦楽団 の音が、ゴリゴリしたところのない柔らかな美音なので、きれいだなぁ、と思う。
その分、激しさというのはあまり感じられないような。
ま、ちょっと、体調も悪かったのかも。
終演予定、9時10から15分とか言ってった様なのに、9時30分までかかる。流麗にながれて、そんなに遅い演奏でもなかってような気がするんだけれど。
で、拍手もそこそこに、ホールを出る。10時までに新宿まで行かなくちゃ。
公演名:スイス・ロマンド管弦楽団
公演日:2019/4/10(水)
開演時刻:19:00
会場名:東京文化会館 大ホール (東京都)
指揮:ジョナサン・ノット
スイス・ロマンド管弦楽団
ヴァイオリン:辻彩奈
■曲目
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
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