インバル、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団のマーラー交響曲第5番をききに、東京芸術劇場に行く。
前半
モーツァルトのピアノ協奏曲第21番、
ピアノはアリス=紗良・オットという人。名前は聞いたことあるけれど実演は初めてである。
そういえば インバルのモーツァルトもはじめてかな。
1楽章
ほんのちょっとだけ早いテンポ。小さなためがあったり僅かに装飾音を聞かせたり、自由な雰囲気がある。
でもテンポが少しだけ早めの割には 大事な浮揚感があまりない。
十分上手だけれど、圧倒的なパワーとかバカテクの余裕っていうのがないからかしら。
2楽章 おおエスプレッシーボ‼︎ インバルも、らしい感じでたっぷり気持ちを込める。なかなか、いいなぁ。
3楽章 また1楽章の感じになちゃった。残念。
でも 曲が天国的にすんばらしいので楽しめました。
アンコールはリスト。
後半
マーラー、交響曲第5番。
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の響きになれたからか、気分良く聞いていられる。
でもやっぱりプロシャ風のガッチリ感。隈取りがはっきりしていて、低弦のベースががっしり響く。
そして、個々の楽器が目立つというより、まとまった響のするオケだと思う。
情念の表出も克明というか、意志的というか、パワーを感じる。
ああこれはワグナーの国のマーラーなんだと思いました。
5楽章アダージョなんか、前々日のすみだの愛と死を思い出してしまいました。
最後はやっぱり大迫力のエンディング 。聴衆は大喝采、私もやはり大喝采。
でも やっぱりインバルwith都響のマーラーがもっと好きかもね。
2019/7/10(水)
19:00 開演 ( 18:20 開場 )
会場：東京芸術劇場 コンサートホール (東京都)
■出演者
エリアフ・インバル［指揮］
アリス=紗良・オット［ピアノ］*
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
■曲目(予定）
モーツァルト：ピアノ協奏曲第21番*
マーラー：交響曲第5番
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