ミューザ川崎に行く。
タリスのスペム・イン・アリウムが面白そうなので楽しみ。
1曲目
芸術家の生涯
命の喜びの溢れたシュトラウスをノットが躍動する棒で歌いあげる。感服。
次にリゲティ
若い頃に、いい作曲家だなぁと思っていたが、やっぱり 素晴らしい曲。死せるものの嘆きと慟哭に満ちた曲。
ほとんど身動きできないくらい、心をわしづかみにされる。
歌手も合唱も素晴らしく、すごいテクニックに感嘆。
ただ、終曲を聞いても、これでは成仏できないよなぁと思ってしまいました。
休憩後、タリス
ああ、リゲティのあとはこれくらいじゃないと 救われんよなぁと思う。
極めて美しい。
ただ、合唱はもっともっとピァじゃないと、天国まで行けんのではないかしら。
最後
リヒァルト・シュトラウスの死と変容。
まあ、ほんとに納得のプログラム。
ただ東響、この頃すごくいいとは思っているんだが、やっぱり、リヒァルト・シュトラウスの妖艶な音は出てこない。
でも、最後はノットがたっぷりと盛りあげて、気分良く聴きおえることができた。
やあ、ほんと、なかなかいい演奏会。
今度 リゲティのpコンやるらしい。 行こうかしら。
川崎定期演奏会 第70回
ミューザ川崎シンフォニーホール
2019年07月21日(日)14:00 開演 mark_endTwitterFacebook
出演
指揮:ジョナサン・ノット
ソプラノ:サラ・ウェゲナー
メゾソプラノ:ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー
合唱:東響コーラス
合唱指揮:冨平恭平
曲目
J.シュトラウスⅡ:芸術家の生涯 op.316
リゲティ:レクイエム
タリス:スペム・イン・アリウム(40声のモテット)
R.シュトラウス:死と変容 op.24
概要
R.シュトラウスの「死と変容」は、ある芸術家が死の床で人生を回想する内容の交響詩。J.シュトラウスの「芸術家の生涯」と呼応し、「レクイエム」や「スペム・イン・アリウム」と繋がり、1つの大きなストーリーとなる。ノット監督渾身のプログラムは絶妙!
【アフィニス エンブレム選考理由】
モーツァルトからマーラーまで、王道レパートリーのいずれもが高く評価されているジョナサン・ノットだが、もともと彼がリゲティのスペシャリストであったことを忘れてはならない。
2014年に東京交響楽団の音楽監督に就任して以来、たびたびリゲティ作品を手掛けてきたノットが、今年ついに大作「レクイエム」に挑戦する。
ユダヤ人が書いたカトリックのミサ曲は、「死」「人生」というキーワードで結び付けられた魅力的な作品群と並べられた時、どのような輝きを放つのだろうか。これを聴きのがすわけにはいかない。
(アフィニス文化財団 オーケストラ助成委員 沼野雄司)
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