2019-06-16

指揮:沼尻竜典 テノール:ダニエル・ブレンナ  メゾ・ソプラノ:中島郁子 ベートーヴェン/ 交響曲第6番 マーラー/大地の歌 @Bunkamuraオーチャードホール

なんだかこの頃マーラーの大地を聴いていないなぁということで、沼尻竜典さんの東京フィルハーモニー交響楽団 第923回オーチャード定期演奏会へ。

前半はベートーベンの交響曲第6番。『田園』と『大地』不思議な選曲だと思ったが、演奏を聴いていて、そうか どちらの曲も自然の音に溢れているんだと気づく。
沼尻さんの棒もいまどき珍しいくらいにロマン的。ロマン主義精神って、自然の中から生まれてきたものだったていう話があったなぁ、とか思う。

この頃古楽の影響かベートーベンも、すっきり、さっぱりした演奏が主流なので、久しぶりにロマンティックなベートーベンを聴いた気がして、楽しみました。

後半。マーラー 大地の歌。やっぱりいい曲だなぁとうっとりでしたが、オーチャードホールのせいか、音がどこか団子気味で、マーラーの透明な管弦楽を楽しむには少し不足だったような気がします。

テノールのダニエル・ブレンナさん、なんというかオペラティックな歌いぶり、歌詞が目に見えるようでした。
アルトの中島郁子さん、健闘していましたが、やっぱりもうすこし深みのある声が欲しいかも。できれば、藤村実穂子さんで聴きたかったいなぁと、余計なことを思ってしまいました。

でも 大地、いい曲です。 またすぐにでも聞きたいもんです。



東京フィルハーモニー交響楽団
公演: 第923回オーチャード定期演奏会 (The 923rd Subscription Concert in Bunkamura Orchard Hall)
会場: Bunkamuraオーチャードホール(Orchard hall)
日時: 2019/06/16 15:00
指揮:沼尻竜典
テノール:ダニエル・ブレンナ*
メゾ・ソプラノ:中島郁子*

ベートーヴェン/交響曲第6番 『田園』
マーラー/大地の歌*

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