セバスティアン・ヴァイグレの読響第591回定期演奏会にいく。楽しみ。
プフィッツナー:チェロ協奏曲 イ短調(遺作)
しとりとした回顧的情感の漂う美しい曲。ただし新しい響きはどこからも聞こえてこない。
同時代人が聞いても何の違和感はなかったんじゃなかろうか。
でも、十分に美しいんでいいんでないの。
ブラームスはチェロのコンチェルト書いてないんでそのかわりとかね。
アンコールはバッハ 無伴奏チェロ6番 プレリュード
後半、
ハンス・ロット:交響曲 ホ長調
マーラーに影響を与えたとかいうらしく、ヴァイグレが是非やりたかったらしい。
まあ金管なんかが印象的。トライアングル大活躍でしたが、いわゆる世紀末的閉塞感とは無縁の、極めて若々しい躍動感に溢れた曲。
情感的にはエルガーとかっぽいところもあってどこがよという声)、 マーラー的パラノイアの世界とはほど遠い、明瞭ですっきりした健全な若者の世界じゃないだろうか。
ヴァイグレは読響からクリアーで美しい音を引き出して、響も明瞭。読響はいいシェフを手に入れたと思います。
で、結論としてまた聴きたいなぁと思ったのは圧倒的にプfィッツナー、ということになりました。
読響定期演奏会第591回定期演奏会
2019 9.10〈火〉 開場18:30 開演19:00
サントリーホール
指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
チェロ=アルバン・ゲルハルト
プフィッツナー:チェロ協奏曲 イ短調(遺作)
アンコール
バッハ 無伴奏チェロ6番 プレリュード
ハンス・ロット:交響曲 ホ長調
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