曲目も演奏者もポーランド一色という、面白いプログラム。
一曲目、モニューシュコの歌劇序曲、指揮者のアントニ・ヴィット、元気よく舞台に入ってきて、指揮台にあがるやいなや棒を振り下ろす。
民族色にあふれる音楽が、快調に流れて、なかなか、良い塩梅であります。
次が、お待ちかね、ヤブウォンスキのショパン、ピアノ協奏曲第1番。細やかなニュアンスにみちあふれ、微妙なテンポの揺らぎに彩られて現れる音たち。それにもかかわらず、息をするように自然で、やわらかにひろがるショパンの響き。素晴らしい。今度は、ソロで、オール・ショパンを聴きたいものだ。
アンコールは、ショパンのワルツ第2番OP.34-2、ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作
休憩後、シマノフスキ 交響曲第 2 番。
これは、大昔、きいたことがあるんだが、ほとんど、覚えがない。
近代風だったような気はするがどんなもんだべ。
で、やっぱり、あまりとっかかりが見つからない曲でした。いろいろ、多彩な表情があらわれるが、全体としての方向感がよくわからない感じ。もっとお勉強しないとダメみたいです。
でも、ヤブウォンスキ、ブラヴォということで、大満足のコンサートでした。
2017 2.24(金)19:00 開演 2.25(土)14:00 開演 --16:00
新日本フィルハーモニー交響楽団 2016/2017シーズン
定期演奏会トパーズ<トリフォニー・シリーズ> 第569回
指揮:アントニ・ヴィット Antoni Wit, conductor
ピアノ:クシシュトフ・ヤブウォンスキ* Krzysztof Jablonski, piano
モニューシュコ:歌劇『パリア』序曲 Moniuszko: Paria, Overture
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11* Chopin: Piano Concerto No.1 in E minor op.11
シマノフスキ:交響曲第 2 番 変ロ長調 op.19 Szymanowski: Symphony No.2 in B-flat major op.19
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