2017-02-11

蝶々夫人 @NNTT

NNTTの蝶々夫人に行く。栗山さんの演出を見るのは、二度めだ。正直、あまり好きじゃあなかったかも。

で、オペラが始まる。
フィリップ・オーギャンの指揮は、メトで活躍している人みたいで、なかなか、快調。
オケピットは東京交響楽団。やっぱ、イタオペは東フィルに分があるかもね。

1幕目は主役のお二人まだ、試運転気味か。でも、ピンカートンの、マルセロ・プエンテさん、甘い声で、まれ人の誘惑者として、はまっている。もう少し好調だったら、1幕幕切れの愛の二重唱は、もっともっと、素敵になりそうなポテンシャルを感じました。

蝶々夫人の安藤赴美子さんは、まあまあか。タッパがあるので、15歳の日本人形のような蝶々さんではないけれど。

でも、やはり、蝶々夫人は辛すぎるオペラだ。音楽は聴き映えがするけれど、見終わって、気分が最低ていう感じになってしまう。

全身全霊で信じた神に、裏切られるって、可哀想すぎるよなぁ。

演出も、あの米国旗は余計だよ。悲劇の本質じゃあないでしょうが。



オペラ「蝶々夫人」/ジャコモ・プッチーニ Madama Butterfly / Giacomo PUCCINI 全2幕 オペラパレス

指 揮 フィリップ・オーギャン
演 出 栗山民也
美 術 島 次郎
衣 裳 前田文子
照 明 勝柴次朗

蝶々夫人 安藤赴美子
ピンカートン マルセロ・プエンテ
シャープレス 甲斐栄次郎
スズキ 山下牧子
ゴロー 松浦 健
ボンゾ 島村武男

合 唱 新国立劇場合唱団
管弦楽 東京交響楽団

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