メジューエワが、ショパンの夜想曲、全曲をやるというので、楽しみに、文化会館小ホールへ。
なんでも、1925年製のCD135というニューヨーク・スタインウェイを使うんだそう。
席に座ると、小ホールなんで、まじかに、その名器が置かれていて、期待が高まる。
前半、
遺作 嬰ハ短調 プロローグっていう感じ
作品9、作品15
策日7、作品32
20分休憩後、の後半
遺作 ハ短調
作品37、作品48
作品55、作品62、遺作 ホ短調
アンコールは、エチュードと前奏曲。(Trois Etudes. No.1とOp.28-4)らしい。
夜想曲 全曲を、たっぷり、きかせるコンサートなので、なくてもいいくらい。(ま、プロなので、サービスですね)
さすが名器ということか、美しい音で、低弦も、まれに強打されると、ズ~ンと気持ちよく伸びてくる。
(同じ、古いニューヨーク・スタインウェイでも、去年、ピーター・ゼルキンがブラ-ムスを弾いてくれた、鳴らないやつとは正反対。楽々と、美しい音がしていました。ある意味、普通の良いピアノ。)
メジューエワの演奏は、ほんのすこしだけ、こぶしが出ることもあるけれど、あまり、ひねくったところのない、上品な演奏。
気分よく、ショパンを楽しめる。
それに、いつもは、夜想曲、漫然と、うっとりきいているだけで、意識したことがなかったが、後期になると、和音に、深い味わいがあって、こういう、ことになっていたんだと、あらためて、気づかされる。
エキサイティングなところはないけれど、満足感は十分な演奏会だった。
また、9月にショパンやるらしいんで、いこうかな。
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