うっかり、フルトベングラーのライブで、シューベルトのグレイトを聴いてしまい、ジジイの平和な日常に亀裂が入ってしまうことになったので、治癒を試みることとする。
そこで、コンヴィチュニー、ライプチッヒ・ゲバントハウスのベートーベン、交響曲全集を聞くことに。
まずは、なかなかよさげな選択でした。
篤実なプロテスタント、ドイツ農民精神の鑑のような演奏で、平安なこころが戻ってきてくれます。音も古い録音なのに、なかなかに感じが良い。まあ、神秘主義的な響きがほとんどないので、魔モノが棲んでいないベートーベンて、どうなのよ、というご意見があるかもね。
でも、シューベルトのグレイトとか、それも、フルトベングラー入神の、とかいう危険地帯を通過したあとには、これくらいでないといかんでしょう。助かりました。
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