2017-11-22

マーク・パドモア&ポール・ルイス 歌曲の夕べ 第1夜 @王子ホール(銀座4丁目)

リートを聴いて楽しむのなら、バリトンじゃなくテノールで。シューベルトじゃなくシューマンを(できれば、ヴォルフも)。というのが、年来の、強い嗜好になっているのだが、なかなかぴったりのコンサートがない。

と思っていたら、マーク・パドモアという、イギリスのテノールが、(あんまり、知らない人だ)、「詩人の恋」とOp.24のリーダークライス、そして、ヴォルフまで、二夜かけて歌うという。

間にオペラがあって、3日連続のコンサートになるので、ジジイには負担だが、思い切って切符をゲットする。
マーク・パドモアさんて、どんな人なんだべか。

前半、ドイツ歌曲の軌跡をたどるてなことか、ハイドンから。意外や、面白い。モーツァルト 肉感的な感情がひろがる、ベートーベン 劇性豊か、シューベルト ああ リートや。長大なんで、物語じゃないけど、バラードみたいだっった。

後半、おまちかね、シューマン。「詩人の恋」、嗚呼、青春していて、ジジイの枯渇した感情が息を吹き返すよう。やっぱ、テノールはええなあ。

それにしても、人間の声が感情を呼び覚ます力のなんと強烈なことか。あらためて、思い知らされた気分です。

大満足なリーダー・アーベントでありました。




マーク・パドモア&ポール・ルイス 歌曲の夕べ 二夜
2017年 11月22日(水) 19:00開演 11月24日(金) 19:00開演

マーク・パドモア(テノール)
ポール・ルイス(ピアノ)

王子ホール25周年、イギリスの盟友コンビ、マーク・パドモアとポール・ルイスによる歌曲の夕べを二夜

【プログラム】
<第1夜 11/22>
ハイドン:彼女は決して恋について話さない Hob.XXXIa:34
    :精霊の歌 Hob.XXXIa:41
    :おとめへの問の答え「私を忘れないで」 Hob.XXXIa:46
モーツァルト:すみれ K476
      :ラウラに寄せる夕べの思い K523
ベートーヴェン:アデライーデ Op.46
シューベルト:ヴィオラ D786
********** 休憩 **********
シューマン:詩人の恋 Op.48
王子ホール(銀座4丁目)(東京都)
所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目7−5
電話: 03-3564-0200
地下鉄 銀座駅下車・A12出口から徒歩1分
●地下鉄 東銀座駅下車・A2出口から徒歩2分
開場pm18:00 開演 pm19:00

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