カンブルラン、読響のシェーンベルク、グレの歌にいく。
シェーンベルクの12音は全くダメ。モーゼとアロンなんかも??の12乗っていうかんじでありますが、グレ・リーダーくらいなら大丈夫そうである。
グレの歌、今年は大当たりで、カンブルランのほかに、4/14日 大野和士/東京都交響楽団、10/5、6日 ジョナサン・ノット/東京交響楽団と3回もある。
今日は初陣となるカンブルラン/読響であります。
カンブルランの音は美しい。横の流れが流麗で、現代音楽が得意ということみたいなのだが、、妙に分析的で、乾いたところがないので、とても聴きやすい。
なんとなく響が明るいので、後期ロマン派どんずまりのシェーンベルクぽさは薄いのかもしれないが、充分聴きごたえがある。
カンブルランの傾向としては、トリスタン的な1部より、劇詩的な2、3部の方があっているのかしら。
歌手は、代役も含め。それぞれ、きちんとしたもんでしたが、やっぱり、山鳩は聴き映えがします。
それと、なんかの解説にもあったシェーンベルクの管弦楽法、あれじゃ、ときどき、歌声が聞こえなくなるのは、詮方なし、ていう感じでしょうか。
超大規模な祝祭的音楽ということでは、やっぱり、マーラーの千人交響曲に分があるようですが、グレ・リーダーもなかなか面白いんじゃないでしょうか。
公演名:読響定期演奏会 第586回
読響 シェーンベルク:グレの歌
3月 14日 (木曜日)
開演時刻:19:00
会場名:サントリーホール 大ホール
指揮=シルヴァン・カンブルラン
ヴァルデマール王(テノール):ロバート・ディーン・スミス
トーヴェ(ソプラノ):レイチェル・ニコルズ
山鳩(メゾ・ソプラノ):クラウディア・マーンケ
道化師クラウス(テノール):ユルゲン・ザッヒャー
農夫・語り(バリトン):ディートリヒ・ヘンシェル←マルクス・マルクァルト
合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=三澤 洋史)
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