モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285
わたしのイメージのなかのテンポより微妙に早い感じ。そして、抑揚も少し強めかもしれない。ということで、モーツァルトの浮揚感がなんとなく弱いような気がしました。
ま、モーツァルティアン崩れのジジイなんで、文句をいいがちになるのは悪い習性です。
それにしても久しぶりに聞くモーツァルトのフルート四重奏曲、モーツァルトって、本当に超天才、天上の音楽だなぁと思ってしまいました。
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115
クラリネットがプリマドンナというより、弦が主体の端正な五重奏という感じでした。
わたくし的には、クラリネットがもう少し前に出てきてくれた方が、ブラームスの泣きのコブシが深く味わえて、もっと嬉しいかも。
それと、あの小豆色のクラリネット、どういう種類のものなんだろうか。細身でまろやか、刺激的なツンと来る強さがあまりないみたいだが。
P.S.
翌日のインバル/ 都響のブルックナーにいったら、三界さん、エボニー色のクラリネットを吹いていました。
確か、クラリネットには2種類あって、現代主流派のベーム式と、ウィーン・フィル御採用の古典的エラール式があって、今日はウィーンのエラール式を使ってくれたということかしら。
ブラームスなら、ウィーン流って、納得がいく気はしますよね。
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
本日のハイライト。シューベルトの強烈なエランの力と ソット・ボーチェの震えるような囁きの魅力満載の曲。凄い曲です。
東京・春・音楽祭 2019
都響メンバーによる室内楽 ~ソロ・コンサートマスター、矢部達哉とともに
2019/3/16 [土] 19:00開演(18:30 開場)
東京文化会館 小ホール
■出演
ヴァイオリン:矢部達哉、双紙正哉
ヴィオラ:村田恵子
チェロ:清水詩織、森山涼介
フルート:小池郁江
クラリネット:三界秀実
モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
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